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白熱灯から蛍光灯へ切り替える効果、検証!




白熱灯から蛍光灯へ、時代は大きく変わろうとしています。切り換えの効果について検証してみましょう。
洞爺湖サミットが開催される今年、今まで以上に環境配慮への意識が高まっていると感じます。そんなことを感じさせる出来事として、今年4月には、経済産業相から「4年後の2012年までに、白熱電球(白熱灯)の国内製造・販売を中止し、電球形蛍光灯への全面切り替えを完了させる」との方針が表明され、これを受けた形で、ランプメーカーからも「2010年を目処に一般白熱電球の製造を中止する」という発表がされました。そこで今回は、寿命が長くて省エネ効果が高いと言われている“電球型蛍光灯”について、消費電力量・電気代・温室ガス排出量などから、日々の生活や、環境への影響を検証してみたたいと思います。

消費電力:白熱灯の1/5!


■実質消費電力の比較
■実質消費電力の比較

※電球型蛍光灯の消費電力は2007年度に発売された高効率タイプ
まずは、私たちの生活に直結する「消費電力」から見ていきましょう。右の表をご覧下さい。白熱灯に対し、それと同等の明るさが得られる電球型蛍光灯を比べてみました。ランプの種類(W形)により若干の差はありますが、概ね1/4~1/5程度の消費電力となっているのが現状です。これはかなりの省エネ効果があると言えるでしょう。
では、白熱灯を電球型蛍光灯に変更した場合、どのくらい省エネになるのかを、電気代で計算してみましょう。平均1日6時間使うとして、1年間の差を試算してみました。住宅には平均して6個くらいの白熱灯が使われていると言われていますので、6灯の場合の差額もあわせてご覧下さい。

■1年分の電気代と差額
■1年分の電気代と差額

※電気代は、0.022円/Whで計算 このように、皆さんの住まいで使用している白熱灯を電球型蛍光灯に取り替えるだけで、かなりの省エネになるのが、お解り頂けるのではないでしょうか。しかし、電球型蛍光灯は白熱灯より、かなりランプの価格が高いのがネック。確かに省エネにはなるけれど、結果的に節約にはならないのでは?という疑問があるかと思います。しかし、そのネックを払拭してくれるのが「ランプ寿命」なのです。
コストに大きく貢献する「ランプ寿命」について検証してみましょう。
 

ランプ寿命:白熱灯の10倍!


■ランプ価格の比較
■ランプ価格の比較

※電球型蛍光灯:2008.4時点で最も高効率タイプの市場価格を参考
最初に、各ランプの価格をご紹介しておきます。右の表にまとめましたので、ご覧下さい。電球型蛍光灯は、白熱灯の10倍程度の価格というのが相場のようです。この価格が、蛍光灯への切り換えがなかなか進まない要因のひとつとも言われているように、確かにランプ購入時の差は、かなり大きいと言えるでしょう。そこで考慮したいのが「ランプ寿命」です。
白熱灯は、定格寿命・約1,000時間と言われています。これに対し電球型蛍光灯は、最も長寿命のタイプ(パルックボールプレミア・National)で、定格寿命・約10,000時間。なんと10倍の寿命を実現しました。これなら、ランプ価格が10倍でも同じ費用対効果ですから、電気代分が丸々コストダウンされたと言えます。しかしまだ、全てのランプが10,000時間の寿命ではありませんので、ランプを選ぶ際は、この「定格寿命」を意識するとよいでしょう。また長寿命は、コスト面で有利なだけではありません。ランプ交換の回数が少なくて済みますので、手間が省けるのもメリットのひとつ。取り替えにくい場所はもちろん、高齢者だけのご家庭などにとってもありがたいことだと思います。さらに、白熱灯なら10個のランプが必要なところが1個で済むため、ランプの原材料・梱包材・廃棄物・輸送時など、あらゆる面で省資源につながります。このように、ランプ寿命が長い電球型蛍光灯は、住まい手にも環境にも良い、省手間&省資源なエコランプと言えるのです。

温室効果ガス:削減効果は約200万トン


CO2削減イメージ

白熱灯を電球型蛍光灯へ変えることで、温室効果ガスは約200万トン軽減されると試算されています!
白熱灯の製造を中止する大きな目的は、温室効果ガス(CO2)の軽減です。今までご紹介したように、電球型蛍光灯は、ランプの消費電力が少ないこと、省資源であることに加え、発熱量が少ないことなどにより、温室効果ガス(CO2)が削減されます。それでは、白熱灯を電球型蛍光灯へ変えることで、いったいどれくらいの効果があるのでしょうか。日本電球工業会によると、2006年に白熱灯が発売された数は、約1億3500万個とのこと。政府は、全世帯が電球型蛍光灯に切り換えた場合、温室効果ガス(CO2)は約200万トン軽減されると発表。これは家庭から排出される温室効果ガス(CO2)の約1.3%にあたるそうです。このように、電球型蛍光灯への切り替えは、温室効果ガス(CO2)軽減に、大きな効果を出すと言えるでしょう。
* * * * *
以上のように、省エネ・省資源・温室効果ガス削減効果がある電球型蛍光灯は 【環境を考えた住まい】に是非取り入れていきたいアイテムです。しかし、電球型蛍光灯を初めて使う方は、ちょっと注意が必要です。家庭で白熱灯が使われるのは、内玄関・廊下・階段・トイレ・洗面所・浴室など、点け消しが頻繁で点灯時間が比較的短い場所です。ひと昔前は、点灯に弱いと言われた電球型蛍光灯も、点灯に対する耐久性は、技術の向上で改善されました。しかし、点灯後100%の明るさになるまで、まだ数秒~数十秒が必要です。ある程度点灯時間がある、洗面所・浴室・トイレなどは感じなくても、内玄関・廊下・階段など、瞬時に明るくなって欲しい場所では、多少不便を感じるかもしれません。一度に全てを切り換えてしまうのではなく、その使用感を体感して適材適所を見極め、上手に取り入れて下さい。

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