加齢によるお肌のトラブルは、コンドロムタンパクの減少が一因しています
歳を取ると皮膚の保湿性や潤滑性が悪くなり、お肌のしわが目立ったりカサカサした乾燥肌になってしまいますよね。これは体内で生合成される成分「コンドロムタンパク」が、加齢と伴に減少してしまうことが一因しているからなのです。体内で生成されにくいのであれば、外部から補給する必要があります。そこで注目したい成分が「コンドロイチン硫酸」なのです。今回は、このコンドロイチン硫酸が私たちの身体にどのように働くのか、そして摂取にはどのようなメリットがあるのかをご説明したいと思います。
結合組織の主要成分を支えるコンドロイチン硫酸
まずは、体内におけるコンドロイチン硫酸の役目をご説明しましょう。コンドロイチン硫酸は「ムコ多糖体」と呼ばれる粘々した粘性物質の重要な構成成分の一つです。ムコ多糖体とは、細胞や繊維、器官といった体内を構成する要素の間を結び、それらを保護、栄養補給する結合組織の主要成分です。コンドロイチン硫酸の歴史は19世紀半ばまでさかのぼります。当時、動物の軟骨の研究から発見された物質に「コンドロイチン」という名前が付けられました。コンドロイチンの名前の由来は、ギリシャ語の“軟骨のもと”から付けられています。化学構造が決定されたのが、それから暫く経った1946年といわれています。薬品としての歴史も古くからあり、コンドロイチン硫酸が治療薬として初めて用いられたのは1930年後半といわれています。当時は抗潰瘍剤や偏頭痛に用いられていたようです。ここから分かるように、コンドロイチン硫酸は先に挙げたお肌以外にも働きかける成分なのです。
肌だけではない!コンドロイチン硫酸の働き
コンドロイチン硫酸が及ぼす生理作用は、以下のものが挙げられます。・組織に保湿、潤滑、弾力性をもたらし、栄養の吸収、運搬、代謝を促進
・体内の結合組織の構成
・カルシウム代謝に関係し、骨の成長や骨折の回復に貢献
・皮膚や組織の損傷を修復
・血中コレステロールや過酸化脂質を除去し、動脈硬化等を予防
・間接、靭帯、腱の弾性、円滑性を保持
・目の角膜や水晶体の透明性や弾力を保持
・細胞の増殖の促進し、造精作用等をサポートする
・膵リパーゼの作用を阻害し、食事中の脂肪の吸収を遅らせるこのように、実はお肌への働き以外にもたくさんの働きがあります。これらの働きにより、動脈硬化、解毒、代謝異常、炎症などの様々な症状への薬理効果があると考えられています。日本でも腎炎、神経痛、五十肩、夜尿症、眼疾患等に関する医薬品に含まれています。また、主に変形性関節症などの症状にも用いられています。このように見ると、人体にとって非常に重要な成分だということがご理解いただけると思います。
コンドロイチン硫酸は通常の食事から摂取可能?
コンドロイチン硫酸は納豆などに含まれていますが…
コンドロイチン硫酸の一般食品への含有は、植物性、動物性を問わず粘々したものにみられます。例えば納豆、山芋、オクラ、ナメコ、海藻、ウナギ、ふかひれ、ツバメの巣、すっぽん、魚眼等。しかし、これらには決して多いといえる量は含まれていません。そのため、サプリメントなどで摂取することが効率的でしょう。コンドロイチン硫酸は、主にサメの軟骨、牛や豚などの気管支軟骨から精製されています。一日の摂取目安量は400~2000mg。グルコサミンとの併用で、関節症への効果は上がるといわれています。お肌だけでなく身体の調子を整えるために大切なコンドロイチン硫酸。特に年齢の高い人にはお勧めの成分ですので、サプリメントで効率的に摂取してみてはいかがでしょうか。
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