更年期も、グッスリ眠って、楽しく過ごしましょう
日本人女性の閉経は、50歳前後。女性ホルモンの分泌が激減するため、体に大きな変化が生じます。またこの時期は、子育てが終わったり、夫が定年を迎えるなど、大きなライフイベントが続き、ストレスもたまりがち。そんな更年期の不眠について、特徴と原因、対策について解説します。【目次】
■ 女性の睡眠はこんなに変化する → P.1
■ 更年期になると睡眠の質が悪くなる? → P.1
■ → P.2
■ 考え方をチョット変えてみましょう → P.2
■ → P.3
■ 良い漢方薬もあります → P.3
女性の睡眠はこんなに変化する
同じ人間でも、男女では、睡眠のパターンが大きく異なります。思春期から更年期までの女性の睡眠は、月経や妊娠、授乳の影響を大きく受けるからです。女性ホルモンのうち、卵胞ホルモンは眠気を抑え、黄体ホルモンには眠気を強める働きがあります。月経の前や月経中に、眠気が強くなったり睡眠時間が長くなるのは、この時期に黄体ホルモンの分泌が増えるからです。また、授乳中の女性は、赤ん坊が空腹になって泣くと、夜中でも目を覚まして、母乳やミルクを与えます。そのため、夜は小刻みな睡眠をとらざるを得なくなり、昼間もウツラウツラした生活をおくります。更年期には女性ホルモンの分泌が減るため、いわゆる 更年期障害 と呼ばれる症状が出てきます。主なものとして、顔や上半身の熱感やほてり、腰や手足の冷えがあります。睡眠に関しても、寝つきが悪くなったり、夜中に目が覚めたりと、不眠が多くなります。
更年期になると睡眠の質が悪くなる?
検査では、良く眠れているはずですが…
睡眠に対する満足度は、年齢とともにどう変化するのでしょうか?男女とも思春期以降、緩やかに満足度が低下します。男性では、中年期から老年期にかけても、同じような割合で満足度が低下していきます。一方、女性では、50歳代になると急激に、睡眠への不満が高まります。特に中高年の女性では、なかなか寝つけないことや熟睡できないこと、夜中に目が覚めてしまうことに不満が多いようです。では、中高年になると女性の睡眠は、本当に質の悪いものになってしまうのでしょうか?寝床に横になっていた時間のうち、実際に眠っていた時間の割合を 睡眠効率 といいます。この値が高いほど、眠りの質が良いと言えます。男女を合わせると、若い頃はほぼ100%ですが、年齢とともに低下して、60歳代になると70~80%になってしまいます。ところが、男女を比べると、どの年代でも女性の睡眠効率のほうが、高い値を示しています。また、深い睡眠の割合にも、男女差が見られます。深い睡眠の時間が長いほど熟睡できていて、睡眠に対する満足度も高いはずです。これも、年齢とともに減少して、男性では60歳代になるとほとんど無くなってしまいます。ところが女性では、同じ60歳代でも、男性の40歳代と同じくらいの深い睡眠を確保しているのです。つまり、客観的に見ると更年期の女性はかなり質の高い睡眠をとっているのに、睡眠には強い不満を抱いているのです。なぜでしょうか? ――― ZZZ ――― ZZZ ――― ZZZ ――― ZZZ ――― ZZZ ―――【関連書籍・記事・サイト集】
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不眠にも女性ホルモンが関係
女性には、男性に分からない悩みがあります 睡眠ポリグラフ検査などの客観的な検査では、良く眠れている更年期の女性が、自分の睡眠に満足できないのはなぜでしょうか?更年期を境に、睡眠に対する不満が急激に増えることから、女性ホルモンの減少が原因ではないかと、考えられています。月経周期に合わせて分泌されていた女性ホルモンは、ちょっとした不眠ならさほど苦にならないように、心身の抵抗性を高めています。それが、閉経によってホルモンが激減したため、リバウンドを起こして、一気に不眠に対する不満が爆発する、という仮説です。また、更年期障害の症状全体に言えることですが、自分は辛いのに、周りの人にその辛さを分かってもらえない、というストレスが不満を大きくしているようです。よく眠っているように見えても、実は不眠で悩んでいる女性がいることに、私たち男性も、理解を示さないといけませんね。
考え方をチョット変えてみましょう
今日からできる熟睡法、あります 更年期の女性が陥る不眠に似た状態に、睡眠状態誤認 があります。これは、睡眠ポリグラフ検査では正常な睡眠と判定されるのに、「私はよく眠れていない!」と強く思っている状態です。「8時間は眠らないと体に悪い」と思い込んでいる人や、若い頃よりも心身が必要とする睡眠時間が短くなったことを、理解できない高齢者が、陥りやすい睡眠障害の一種です。睡眠状態誤認の人の治療には、睡眠薬よりも先に、認知療法 が行なわれます。認知とは、物事の捉え方や考え方のことです。認知療法では、認知が偏っていたり正しくないことを本人に気付いてもらい、新しい捉え方や考え方を身につけてもらいます。睡眠状態誤認の人に対する認知療法では、次のことを理解してもらいます。・ 睡眠の量や質には問題がない
・ 日中の眠気で不都合が起こらなければ、睡眠の問題はない
・ 睡眠はとても個性的なものなので、他の人と比較しても意味がない
・ 年齢や生活習慣によって、同じ人でも必要な睡眠時間は変化する不眠に悩んでいる更年期の方にも、この認知療法を応用して、ストレスと不眠の悪循環を断ち切ってみましょう。――― ZZZ ――― ZZZ ――― ZZZ ――― ZZZ ――― ZZZ ―――【春のお勧め快眠アイテム・ベスト3】
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アロマセラピーで手軽に不眠解消
こちらを参考にしました 「医師が教えるアロマセラピー」から、更年期の女性の不眠や不安、イライラ、うつ状態に効果があるアロマセラピーを、ご紹介します。■ 材料
・ ラベンダー 2滴: いろいろなトラブルに対処してくれる、万能アロマです。弱い香りは、気持ちを静めてリラックスさせてくれます。さらに、皮膚の細胞を活性化する作用もあります。・ プチグレン 1滴: オレンジビターの葉から抽出される精油です。心身の緊張を和らげ、高ぶった精神を鎮めてくれます。・ ネロリ 1滴: こちらは、オレンジビターの花から抽出されるため、貴重なものです。不安や緊張を和らげる効果のほかに、シワやたるみに対するアンチエイジング作用もあります。・ オレンジスイート 1滴: 爽やかな柑橘系の香りです。憂うつな気分を緩和して、明るく前向きな気分にしてくれます。さらに血行改善や、消化器系のトラブルにも効きます。・ ホホバオイル 15ml■ 方法
ホホバオイルに、全ての精油を混ぜて作ります。朝昼晩の1日3回、鎖骨の下と下腹部にすり込みます。
良い漢方薬もあります
漢方薬は作用がマイルドですが、効くときにはよく効きます 西洋の薬は、病気の原因に直接働きかけて、病気を治していきます。漢方薬は、崩れた心身のバランスを元の状態に戻すことで、病気にならない心と体を作ってくれます。どちらにも良い所と悪い所がありますが、漢方薬は副作用が少なく、いろいろな症状をまとめて治せる点が特長です。不眠でお悩みの更年期の方にお勧めの漢方薬は、加味逍遥散 です。薬の名前にある「逍遥」は、「気ままにあちこちを歩き回ること」という意味です。そのため、症状があちこちと移動する、いわゆる不定愁訴に効果を発揮します。加味逍遥散は、体格や体力が中程度の人で、疲労しやすく、精神不安や不眠、イライラを訴える場合に用いられます。他にも、肩こりや頭痛、めまい、のぼせ、発作性の発汗などの症状を緩和してくれます。漢方薬は、その独特の香りにも効果があります。匂いが苦手でなければ、薬を煎じて飲んだり、エキス剤や粉薬でも、ぬるま湯に溶かして香りを楽しみながら飲むことをお勧めします。更年期になると、心身の不調がいろいろ起きてきます。よく眠れないと、他の症状が悪化してしまうこともあります。そんな時は、この記事を参考にして、早くグッスリ眠れるようになってください
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