
これってプチ更年期!?
『なんだか最近、なんとなく顔がほてったり、疲れやすくなったりするんですけれど、これって・・・・もしかして更年期ですか?』というご質問を30代の女性から頂きます。『更年期障害』は卵巣機能が働かなくなって起こる障害のことなので、どんなに症状があっても、検査して卵巣機能が働いていれば医学的には更年期ではないのです。でも、最近こういった、いわば『プチ更年期』という症状に悩んでいるという話をよく耳にします。それでは、この『更年期みたいな症状』というのはどうして起こるのでしょうか?今回はその原因をご説明します。
<CONTENTS>
そもそも更年期障害ってなあに?
『プチ更年期』・・・『更年期みたいな症状』
『プチ更年期』にならないためには・・・4つの注意点
そもそも更年期障害ってなあに?

更年期障害ってなあに?『更年期障害』というのは、50歳くらいになって、卵巣の機能が衰えることによって、体の中の卵胞ホルモン(エストロゲン)が減ることによっておこります。そもそも女性の体の中には『卵胞ホルモン(エストロゲン)』『黄体ホルモン(プロゲステロン)』という女性ホルモンがあって、妊娠・出産・月経周期をコントロールしています。そして、この『エストロゲン』と『プロゲステロン』の分泌量と時期をコントロールしているのが脳下垂体や視床下部と呼ばれる脳の中の一部なのです。閉経が近づくと卵巣からの女性ホルモン(エストロゲン)の量が減りますが、体はけなげに、この変化に何とかついてゆこうと頑張ります。つまり、脳は『エストロゲンを出しなさい』という指令を出しつづけようとするのです。ところが、そもそもの卵巣の機能が衰えているので、頑張ってもエストロゲンは増えません。すると、この過程でからだが混乱してしまいます(特に女性ホルモンの脳の司令塔(視床下部)は自律神経のコントロールにも関わっているので、いわゆる『自律神経失調状態』の症状が強く出るといわれています)。このとき表れる症状が一般に『更年期障害』と呼ばれているものです。主なものとしては、イライラ、めまい、ほてり、のぼせ、動悸、息切れ、汗をかきやすい、不眠、情緒不安定などです。(女性ホルモンについて詳しくは
30代で更年期になることってあるの?
早発閉経
閉経は大体平均51歳。すると、『更年期障害』は40歳台後半から始まることが多いことになります。30代で『更年期障害』が現れる(=ホントに卵巣の機能がなくなってくる)とすればこれは『早発閉経』ということになります。(ちなみに日本では40歳以下の女性で閉経してしまうことを『早発閉経』と呼んでいるようです)『早発閉経』ということは、つまり『卵巣の機能が死んでしまうこと』を意味します。遺伝や病気によって起こると言われてきましたが、最近では無理なダイエット、過度のストレス、疲労などとの関係も取りざたされています。基本的に生殖機能は最低限生きてゆくのには必要ないので、体が本当に危機的な状態になると切り捨てられてしまうのです。怖い話ですよね。早発閉経かどうかは血液検査で調べることができます。もし本当に早発閉経なら、足りないホルモンを補充したりする治療になります。ところが、(実は早発閉経自体も増えていると言われていますが)、もっと多くの女性が経験しているのが、この『早発閉経』ではなく、ちょっとした更年期症状だけが出現して、卵巣機能は大丈夫な、言ってしまえば『プチ更年期』とでも言えそうな状態なのです。『更年期みたいな症状』
『プチ更年期』

卵巣機能は大丈夫!最近マスコミで『若年性更年期障害』という言葉が使われていることがありますが、これはどうも、20~30代で更年期症状のような具合の悪さが出てしまうことを総称して呼んでいるようです。でも、ホントの意味での『若年性更年期障害』=『早発閉経』=『卵巣機能がなくなってしまうこと』の人はそれほど多くないようです。では、いわば『プチ更年期』とでも呼べそうな、『卵巣機能は生きているけれど、更年期みたいな症状』はどうしておこるのでしょうか?ここで、更年期はどうして起こったか考えてみてください。更年期は『出なくなった女性ホルモンを無理に出させようとして体が混乱することによって』におこります。つまり、更年期でなくても、過度のストレス、ダイエット、疲労、激しい運動、不規則な生活、タバコ(血管を収縮させるので体にストレスになります)によって月経不順になり、ホルモンのバランスが崩れると、体が混乱してしまって更年期に似た症状が起こるということなのです。しかも、女性ホルモンの指令中枢がある脳下垂体や視床下部は、外部からの刺激を受けやすい繊細な場所なので、ちょっとしたストレスですぐに影響を受けてしまうのです!
『プチ更年期』になってしまった場合
規則正しい生活が大事!

ストレスをためない規則正しい生活が大事血液検査で調べてもらって、それでも異常が無ければ、生活習慣を見直したりして、体の状態を整えてあげることが重要です。
『プチ更年期』にならないためには
4つの注意点
しつこいようですが・規則正しい生活
これが一番重要。(実際には無理でも(・・・)、できるだけ決まった時間に寝て起きる、食事を摂るように心がけましょう!)・食事
バランスの良い食事をとってくださいね。あとは、ビタミンEは血流を改善したり、女性ホルモンの分泌を整える作用があるといわれているのでオススメ。ナッツ類や青いお魚(さばなど)に多く含まれています。サプリもいいですが、過剰症もあるといわれているので量は守ってくださいね。(詳しくは
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