「メイリオ」フォントを単独でダウンロード
Windows Vistaで用意された新しい日本語フォント「メイリオ」(Meiryo)を、Windows XP上でも利用できるようにしてみましょう。 Microsoftサイト上で「メイリオ」フォントが単独で配布されるようになりましたので、それをダウンロードすれば、Windows XP上でも「メイリオ」フォントを使って文字を表示できるようになります。
▲「メイリオ」(左)と「MS Pゴシック」(右)の比較
今回は、この「メイリオ」フォントをダウンロードしてインストールする方法(※1)と、ブラウザの設定を変更して、すべてのウェブサイトを「メイリオ」フォントを使って表示してみる方法(※2)をご紹介いたします。
※1:
メイリオは、フォントの表示方法(フォントの縁を滑らかに表示する方法)を「ClearType」に設定しないと綺麗には表示されません。お使いのWindows XPの設定によっては、インストール後にその設定を変更する必要があります。
※2:
Windows XP上のInternet Explorerは、標準のフォントが「MS Pゴシック」になっていますので、「メイリオ」フォントをインストールしただけでは「メイリオ」での表示は行われません(※)。デフォルトフォント設定の変更が必要です。また、ウェブサイト側のフォント指定を無視して「メイリオ」で表示する方法も最後にご紹介いたします。
※ウェブページ側で「メイリオ」を表示に使うようCSSなどを記述している場合は表示されます。
【この記事の目次】
〓Windows XP上でメイリオを使う方法〓
[Step.1-1]
[Step.1-2]
[Step.1-3]
〓ブラウザ上でメイリオを使う方法〓
[Step.2-1]
[Step.2-2]
[Step.1-1] メイリオフォントをダウンロードする
まずは、Microsoftサイト上から「メイリオ」フォントをダウンロードしましょう。ダウンロードするには、以下のページにブラウザでアクセスします。
→ ダウンロードの詳細 Japanese ClearType fonts for Windows XP
▲Microsoftサイト上の「メイリオ」ダウンロードページ
上記のページにアクセスすると、最初に「確認」というボタンが表示されています。「メイリオ」フォントは、正規のWindows XPを利用していることが確認できない限りダウンロードできないようになっていますので、まずはこの「確認」ボタンをクリックします。
▲確認できたら「ダウンロード」ボタンのあるページに遷移します。
●上図のように「ダウンロード」ボタンが表示された場合:
その「ダウンロード」ボタンをクリックすることでファイル [ VistaFont_JPN.EXE ] をダウンロードできます。ファイルサイズは約8.5MBです。(展開すると約15MBになります。)
●プラグインのインストールページに移動した場合:
その際は、正規のWindows XPを利用していることを確認するためのプラグインのインストールが必要です。「プラグインのダウンロード」ボタンをクリックしてプラグインを先にインストールして下さい。
プラグインは、Internet Explorer用と、Firefox・Netscape用があります。
●「正規 Windows の確認」ページに移動した場合:
正規のWindowsを確認するためのプラグインが用意されていないブラウザ(OperaやSafari)でアクセスした場合は、確認ツールのダウンロードを求められます。そこに記載の手順で操作しても良いのですが、Internet Explorerを起動してアクセスし直す方が楽でしょう。
ファイルがダウンロードできたら、次にインストールしましょう。
[Step.1-2] メイリオフォントをインストールする
次に、メイリオフォントをインストールしましょう。この手順はとても簡単です。
まずは、ダウンロードしたファイル [ VistaFont_JPN.EXE ] をダブルクリックして起動します。すると、下図のように使用許諾契約ダイアログが表示されるので「はい」をクリックします。
▲使用許諾契約ダイアログで「はい」をクリック
「はい」をクリックするとすぐにインストール作業が開始され、数秒後にはインストールが完了した旨が、下図のように表示されます。
▲メイリオのインストールが完了したダイアログ
これでインストールは完了です。
フォントフォルダを確認すると、「メイリオ」(meiryo.ttc)と、「メイリオ ボールド」(meiryob.ttc)の2ファイルが増えていることが分かります。(イタリック体はmeiryo.ttcに、ボールドイタリック体はmeiryob.ttcに含まれています。)
▲メイリオ「meiryo.ttc」と「meiryob.ttc」がフォントフォルダに追加される
ClearTypeを確認する
「メイリオ」フォントは、フォントの表示方法(フォントの縁を滑らかに表示する方法)を「ClearType」に設定しないと綺麗には表示されません。試しにメイリオを使って文字を表示させてみて確認してみましょう。綺麗に表示されない場合は、Windowsの設定を変更する必要があります。
メイリオをインストールできたら、このページを再読込して以下の枠内を見てみて下さい。この枠内は、スタイルシートで「メイリオ」を使って表示するよう指定してあります。
※「メイリオ」がインストールされていない環境では、そのことが分かりやすいように「MS 明朝」やSerif系フォントで表示されるよう指定してあります。
この枠内は、「メイリオ」フォントを使って表示するように指定しています。フォントの縁が綺麗に表示できているかどうかを確認してみて下さい。 (※メイリオのない環境では明朝系フォントで表示します)
上記の表示が、下図の左側のように見えていれば問題ありません。もし、下図の右側のように縁のギザギザが目立つようなら、フォントの表示方法が「ClearType」になっていません。その場合は、Windowsの設定を変更する必要があります。
▲ClearTypeで表示した場合(左)と、標準で表示した場合(右)
上図では、左右とも「メイリオ」フォントで文字を表示しています。左側は滑らかに表示されているのに対し、右側はギザギザが目立って表示されています。
[Step.1-3] フォントの表示方法を「ClearType」に設定する
もしフォントの縁がギザギザに見えるのであれば、フォントをClearTypeで表示するようWindows XPの設定を変更しましょう。手順は簡単です。下記の[手順1]~[手順4]の通りに操作して下さい。(変更せず確認するだけでも同様の手順です。)
[手順1] 画面のプロパティを表示
Windows XPのデスクトップの何もない場所(=壁紙が見えている箇所)を右クリックし、メニューから「プロパティ」を選択します。すると、「画面のプロパティ」というダイアログボックスが表示されます。
※壁紙やスクリーンセーバー、解像度などを変更する際にも利用する画面です。
▲「画面のプロパティ」ダイアログボックスを表示
[手順2] 「デザイン」タブをクリック
[手順3] 「効果」ボタンをクリック
最初は「テーマ」というタブがおそらく表示されています。上部のタブ群の中にある「デザイン」タブをクリックしてタブを切り替えます。
▲「デザイン」タブをクリックしてから「効果」ボタンをクリック
[手順4] 「フォントの縁を滑らかにする」→「ClearType」
効果ダイアログ内にある「次の方法でスクリーンフォントの縁を滑らかにする」項目にチェックを入れます。その下にあるプルダウンメニューから、「ClearType」を選択します。
▲「フォントの縁を滑らかにする」にチェックを入れて、「ClearType」を選択
ここのチェックが外れていたり、チェックが入っていても選択内容が「ClearType」ではなく「標準」になっている場合は、メイリオフォントが綺麗に表示されません。メイリオを使って文字を表示する場合は、ここで「ClearType」を必ず選択しましょう。
※この設定を行うと、メイリオに限らず他のフォントもClearTypeを用いて表示されます。(ただし、フォントの種類や表示サイズによってはClearTypeが働かない場合もあります。例えば「MS Pゴシック」では18pt以上なら働きますが、それ未満だと働きません。)
以上で、「メイリオ」のダウンロード・インストール・設定は完了です。
次に、ブラウザでメイリオフォントを使って表示できるようにしてみましょう。
[Step.2-1] ブラウザのデフォルトフォント設定を「メイリオ」にする
Windows XP上のInternet Explorerは、標準のフォントが「MS Pゴシック」に設定されています。過去に自分で変更した場合でも、少なくとも「メイリオ」にはなっていないでしょう。ですから、「メイリオ」フォントをインストールしただけでは「メイリオ」での表示は行われません。
※ウェブページ側で「メイリオ」を表示に使うようスタイルシートなどを記述している場合は、その部分に関してはメイリオで表示されます。
そこで、デフォルトフォント設定を「メイリオ」に変更して、標準でメイリオが表示に使われるように設定してみましょう。以下の手順の通りに操作して下さい。
[手順1] 「インターネットオプション」ダイアログを表示
Internet Explorerのメニューから「ツール」→「インターネットオプション」をクリックして、下図のような「インターネットオプション」ダイアログを表示させます。 IE6でもIE7でもほぼ同じです。
▲Internet Explorerの「インターネットオプション」ダイアログ
[手順2] フォントダイアログで「メイリオ」を選択
「フォント」ボタンをクリックして、フォントダイアログを開きます。そこにフォントの一覧が表示されますので、「メイリオ」を選択して「OK」ボタンをクリックします。
※メイリオをインストールしたにも関わらず一覧に表示されない場合は、ブラウザを再起動させてから再度試して下さい。
▲フォントの一覧から「メイリオ」を選択してOKをクリック
以上の操作で、「表示フォントが特に指定されていないページ」に関しては、メイリオフォントが表示に用いられるようになります。
※メイリオはプロポーショナルフォント(文字によって幅が異なるフォント)なので「テキスト形式フォント」側では選択できません。そのため、入力フォーム内など「等幅フォント」で表示される箇所にはメイリオは使われません。(ページ作成者がtextarea要素などをメイリオで表示するようスタイルシートを記述している場合は、入力フォーム内でもメイリオが使えます。)
Internet Explorer以外のブラウザの設定
IE以外のブラウザでも、デフォルトフォントの設定は変更可能です。Firefox・Opera・Safariに関しては、それぞれ以下の操作で設定できます。(Windows版の場合)
Firefoxの場合は、メニューの「ツール」→「オプション」→「コンテンツ」→「規定のフォント」欄で設定できます。
Operaの場合は、メニューの「ツール」→「設定」→「ウェブページ」タブ→「通常のフォント」欄、または「詳細設定」タブ→「フォント」欄で設定できます。
Safariの場合は、メニューの「編集」→「設定」→「表示」→「標準フォント」欄で設定できます。
さて、上記の設定では、「表示フォントが特に指定されていないページ」にしかメイリオが使われません。もし、表示しようとするページに、「MS Pゴシック」が使われるようスタイルシートなどで記述されていれば、そのフォントで表示されることになります。
最後に、ウェブページ側で指定されたフォントを無視して、何でも「メイリオ」で表示させる方法をご紹介いたします。
[Step.2-2] ページ側のフォント指定を無視してメイリオを使う
ウェブページ側にどんなフォント指定があっても、必ず「メイリオ」を使って表示させるには、フォント指定だけを無効にして表示するオプションを使います。
前ページの「手順1」で示した「インターネットオプション」ダイアログの中から「ユーザー補助」ボタンをクリックします。すると下図のようなダイアログが表示されますので、「Webページで指定されたフォントスタイルを使用しない」欄にチェックを入れます。そして、OKボタンで閉じれば、ウェブページ側に記述されたフォント指定はすべて無視されます。
このとき、デフォルトフォントが「メイリオ」に設定されていれば、すべての文字はメイリオで表示されることになります。
▲「ユーザー補助」ダイアログで、ページ側のフォント指定を無視する設定を行える。
なお、Firefoxの場合は、「ツール」→「オプション」→「コンテンツ」→「フォントと配色」欄の「詳細設定」ボタンで表示されるダイアログ内の、「Webページが指定したフォントを優先する」項目のチェックを外すことで、ページ側のフォント指定を無視することができます。
ユーザースタイルシートを使う方法
上述のように「フォント指定だけを無視する」ようなオプションが存在しないブラウザでも、「ユーザースタイルシート」を利用できるなら、以下の手順でフォント指定を強制的に「メイリオ」にすることができます。
また、「フォント指定だけを無視する」オプションを使っても、入力フォームなどの「等幅フォントで表示される箇所」には、メイリオは使われません。メイリオはプロポーショナルフォントだからです。そのような箇所にもメイリオを使いたい場合、下記の方法が使えます。
※そのような箇所にもメイリオを使う意味はあまりないでしょうが。
まずは、以下のような3行だけを記述したスタイルシートファイルを作成します。
* {
font-family: 'メイリオ' !important;
}
font-family: 'メイリオ' !important;
}
セレクタに「*」と記述すると、すべての要素を一括して対象にできます。値の直後に「!important」を加えることで、ページ作成者側のスタイル指定よりも優先して適用させられます。
※「!important」を加えなければ、フォント指定のない文字だけがメイリオで表示されます。
これを、例えば userstylesheet.css などのファイル名で保存します。
次に、ブラウザの設定(下図)で、ユーザースタイルシートとしてこのスタイルシートファイルを指定します。すると、すべてのフォント指定は「メイリオ」になるため、メイリオだけですべての文字が表示されるようになります。
▲ユーザースタイルシートを指定する方法(IEの「ユーザ補助」ダイアログ)
備考
このページでご紹介した「何でもメイリオで表示させる方法」は、メイリオを使って表示確認してみたい場合などに使えるものです。普段から、ページ側が指定したフォント指定を無視してまで、あらゆる文字をメイリオで表示させる意味はあまりありません。メイリオを気に入って使う場合は、デフォルトフォントにさえ指定しておけば十分でしょう。
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