はじめに

前回までは、機器の選択や設置方法を述べてきました。ここから、ネットワークの設定に関する内容に入ります。
LANを利用するには、Windows側に適切な設定が必要です。VistaやXPは、一応初期設定のままで 作動することもありますが、そのままでは作動しないこともよくあります。買ってきたばかりのパソコンでも同様です。その理由ですが、以下のようなことが考えられます。 1.Windowsのリビジョンの違い。リビジョンによって初期設定が異なることがある。
2.メーカー製のパソコンの場合、メーカーが独自の設定を加えていることがある。そのため、メーカーの用意した環境でないと作動しない。
3.Windowsのセットアップの際に、間違った設定がされている。
4.購入直後に行うWindowsのセットアップに間違いがある。
5.前任者が間違った設定をして、そのまま手渡されている。
6.ネットワークが作動しないので、訳も分からず設定が行われている。または、行ってしまった。 このように多種多様な原因でネットワークが作動しないといったことが起こります。また、買ってきたばかりのパソコンでも、メーカーによって設定が異なるため、十把一絡げに解説を進めることができません。 しかし、ご安心ください。ここから、解説するポイントさえ確認すれば、ネットワークは必ずつながります。少しだけ聞き慣れない用語も出てくるかも知れませんが、誰でも分かるように解説しますので、ご安心ください。
次のページは、TCP/IPについてです。
TCP/IPとは何だろう

VistaやXPでネットワークがデータのやり取りをするには、一定の取り決めが必要です。その取り決めを、プロトコルといいWindowsでは、TCP/IPが主要なプロトコルとなっています。
この取り決めがあるおかげで、たとえばWindows VistaでもWindows XPでもMacintoshでもLinuxでも互いにファイルをやり取りしたり、インターネットを利用することができます。 TCP/IPは、VistaでもXPでも標準で既に組み込まれています。ただ、オペレーティングシステムのインストール直後であればまだしも、ある程度使い込んだコンピュータの場合削除されていたり、無効になっていたりすることがあります。 このような場合、当然のことながらネットワークを利用することができません。ここでは、TCP/IPがネットワークに非常に大切なプロトコルだということを理解しておいてください。 TCP/IPがインストールされているかどうかや無効になっていないかどうかの確認方法は、次の記事で解説します。しばらくお待ちください。
は、TCP/IP以外でネットワークに必要なプロトコルを紹介します。
TCP/IP関連のプロトコル
WindowsのネットワークにTCP/IPだけがあっても、ネットワークは正常に作動しません。実は、TCP/IPを補助するプロトコルも必要です。もし、これらが無いとアクセスしたいファイルが表示されなかったり、プリンタが共有できなかったりします。以下にTCP/IPを含めてその一覧表を挙げます。 ここでは、以下の項目がWindowsに揃っていないと正常にファイルをやり取りすることができないということを覚えておいてください。確認方法は、次の記事で解説します。 ・Microsoftネットワーク用クライアントネットワークでほかのコンピュータのファイルやプリンタを利用するのに必要な取り決めです。
ネットワーク上でアクセスされる側をサーバー、アクセスする側をクライアントと言います。このクライアントに必要な取り決めが、Microsoftネットワーク用クライアントです。 ・Microsoftネットワーク用ファイルとプリンタ共有
ネットワーク上でサーバー側のサービスを提供するための取り決めです。
なお、会社で利用するような大規模なネットワークでは、専用のサーバが利用されますが、LANではどのコンピュータもサーバ側になることができます。 ・インターネットプロトコル バージョン6(TCP/IPv6)--Vistaの場合(注1)
・インターネットプロトコル バージョン4(TCP/IPv4)--Vistaの場合 (注1)XPの場合は、「インターネットプロトコル(TCP/IP)」だけになります。

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