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.htaccessファイルの作成方法と設置方法


アクセス制限・認証・転送・独自エラーページなど、特殊な機能を実現する「.htaccess」ファイル




ウェブ上に、「.htaccess」という特殊なファイルを用意することで、アクセス制限や認証、指定ページへのリダイレクト(転送)、エラーページのカスタマイズ……など、様々な特殊機能を実現できるようになります。
※ウェブサーバが「Apache」であり、サーバ管理者が「.htaccess」ファイルの使用を許可している場合のみ使用可能です。
「.htaccess」ファイルの中身はただのテキストデータなので、作成も記述も簡単です。

例:デフォルトファイルの設定変更は1行


例えば、多くのサイトでは http://www.example.com/folder/ のように「/」で終わるURL(ディレクトリ名で終わるURL)でアクセスすると、index.html ファイルにアクセスしたことになります。 http://www.example.com/folder/ でも http://www.example.com/folder/index.html でも同じ内容が表示されますね。
「.htaccess」ファイルを使えば、たった1行の記述でこの設定を変更できます。
DirectoryIndex
toppage.cgi

上記のように記述すると、http://www.example.com/folder/ のように「/」で終わるURLにアクセスされた場合、 index.html ではなく toppage.cgi というファイルが表示されるようになります。
DirectoryIndex frontpage.php headpage.shtml index.html

上記のように半角スペースで区切って複数のファイル名を記述しておくこともできます。上記の場合、frontpage.php がある場合にはそれが表示され、なくても headpage.shtml があればそれが表示され、それがなくても index.html があればそれが表示されます。このように、表示候補を優先順に列挙できます。
CGIやPHPなどをトップページにしたい場合は、この方法でデフォルトファイル(DirectoryIndex)の設定を変更しておけば、CGIやPHPのファイル名を打たなくてもアクセスさせられるようになります。
このように、「.htaccess」ファイルの記述は簡単です。

「.htaccess」ファイル活用方法いろいろ


この「.htaccess」ファイルの活用方法は、過去にも以下の記事でご紹介していますので、ぜひご参照下さい。

    (2002-09-10)
    (2003-10-19)
    (2007-02-01)
    (2005-11-25)
    (2002-03-15)

その他にも、例えば以下に挙げるような様々な設定が実現できます。
* ディレクトリ内のファイル一覧表示をする/しない
* デフォルトファイルを index.html 以外にする
* アクセス制限・アクセス認証を施す
 -IDとパスワードによるアクセス認証を作る
 -特定ホスト(IPアドレス)からのアクセスを制限(拒否)する
 -特定の拡張子を持ったファイルのみアクセスを制限(拒否)する
 -直前に居たページによってアクセスを制限する
 -ブラウザ(などのユーザエージェント)別にアクセスを制限する
 -画像への直接リンクを拒否する
 -学内・会社内からのアクセスのみを許可する
* エラーメッセージ(404 Not Found)などの表示を自由に変更する
* CGI・SSIを有効にする(または無効にする)
* 拡張子 html でもSSIを有効にする
* 他のページへ転送(リダイレクト)する
* 動的生成ページを静的ページに見せかける
今回は、この「.htaccess」ファイルそのものの作り方と注意点、設置方法などについてご紹介いたします。上記の関連記事などと一緒にご参照下さい。
【この記事の目次】
(1) (ファイルとして作成する方法・注意点)
(2) (アップロード先の選択・注意点)

「.htaccess」ファイルの作り方


「.htaccess」ファイル内に記述する具体的な内容は、実現したい事柄に合わせて や などを用いて作ります。
ここでは、記述内容がすべて出来上がった後、「.htaccess」ファイルとして保存する方法とその注意点、サーバへのアップロード方法について解説します。
「.htaccess」ファイルはテキストファイルですから、テキストエディタで作成・保存ができます。 Windowsであれば「メモ帳」でも構いません。もちろんその他のテキストエディタも使えます。

「.htaccess」ファイルはメモ帳でも作成可能

「メモ帳」でも作成可能

中身が記述できたら、テキストファイルとして保存します。その際、ファイル名は、「
.htaccess」とします。ファイル拡張子はありません。先頭の「
. 」(ドット記号)を忘れないように注意して下さい。
※書式情報を付加したファイルを作成できるソフトウェアで作成する場合は、必ず一切の書式情報を含まない(プレーンテキストな)形式で保存しなければなりません。余計な情報が付加された「リッチテキスト」形式などで保存すると、「.htaccess」ファイルとしては使えません。

拡張子を勝手に加えられないよう注意


「メモ帳」を使って保存する際には、保存ダイアログの下部に表示される「ファイルの種類」欄を「すべてのファイル」に変更してから保存して下さい。「テキスト文書」のままだと、ファイル名の直後に勝手に「.txt」拡張子が付加されてしまい、「
.htaccess.txt」というファイル名で保存されてしまいます。(下図
※部分参照)

拡張子txtが付加されて「.htaccess.txt」にならないよう注意

拡張子txtが付加されて「.htaccess.txt」にならないよう注意

この点は、ファイル拡張子を表示しないようWindowsを設定している場合には気付きにくいので注意が必要です。
※Windowsは、インストール直後の状態では拡張子を表示しないよう設定されています。

先頭が「
. 」のファイルは作成できない環境も


環境や使用ソフトウェアによっては、ファイルが「
. 」(ドット記号)で始まるファイル名を作成できないことがあります。例えば、以下のような場合です。
●Windowsの場合:
Windowsの場合は、既存ファイルの名称を「
. 」で始まる名称に変更しようとすると「ファイル名を入力して下さい」というエラーが表示され、名称を変更できません。
※新規に作成する場合は、ソフトウェアによっては「
. 」で始まる名称でも作成できます。

ドット記号で始まるファイル名には変更できない(Windows)

ドット記号で始まるファイル名にしようとするとエラーに(Windows)

●MacOSの場合:
MacOSの場合は、「
. 」で始まるファイル名はシステム用に予約されていると警告されます。
※作成は可能ですが、「
.」で始まる名称のファイルは非表示になってしまいます。

ドット記号で始まるファイル名には変更できない(MacOS)

ドットで始まる名称はシステム用に予約されていると警告(MacOS)

●上記のような場合は
もし、どうしても「
.htaccess 」というファイル名でファイルが作れなかった場合には、とりあえず「
htaccess.txt 」などのような適当な名称で保存しておきましょう。そして、サーバにアップロードしてから、FTPソフトを使ってファイル名を変更しましょう。(FTPソフトには、サーバ上のファイルのファイル名を変更する機能もあります。また、アップロード時にファイル名を変更してアップロードできるソフトもあります。)
さて、「.htaccess」ファイルが用意できたら、サーバにアップロードしましょう。「.htaccess」ファイルは、アップロード場所によって設定内容の影響範囲が異なります。
 
 

「.htaccess」ファイルの設置方法


「.htaccess」ファイルを無事に保存できたら、サーバ上にアップロードしましょう。アップロード先は、どの範囲に対して設定を適用させたいかによって異なります。
「.htaccess」ファイルの設定の有効範囲は、「.htaccess」ファイルを置いたディレクトリと、それ以下の全てのサブディレクトリです。
ですから、サイト全体に対して有効にしたいなら、最も上位のディレクトリに置けばよいことになります。
※「最も上位」とは、サイトのトップページ(index.htmlなど)のある位置のことです。

最も上位のディレクトリに配置すればサイト内全体に有効

最も上位のディレクトリに配置すればサイト内全体に有効

ある特定のディレクトリとそのサブディレクトリに対して有効にしたいなら、その範囲内で最も上位のディレクトリに置きます。

配置したディレクトリとそれ以下のディレクトリにのみ有効

配置したディレクトリとそれ以下のディレクトリにのみ有効

ディレクトリごとに別々の設定をしたいなら、それぞれのディレクトリ用に「.htaccess」ファイルを作成して1つずつ置きます。

ディレクトリごとに異なる.htaccessファイルを配置することもできる

ディレクトリごとに異なる.htaccessファイルを配置することもできる

なお、上位のディレクトリにも別の「.htaccess」ファイルがある場合は、その設定内容も同時に適用されます。設定内容が競合する場合は、下位ディレクトリにある方が優先されます。

上位階層も含めて複数の.htaccessファイルがある場合、すべてが適用される

上位階層にある.htaccessファイルも同時に適用される

アップロードは「アスキーモード」(テキストモード)で


「.htaccess」ファイルはテキストファイルですから、アップロードする際には「アスキーモード」(テキストモード)でアップロードします。

FFFTPでアスキーモードにするところ

アップロードは「アスキーモード」(テキストモード)で

FTPソフトによっては「.htaccess」というファイルをバイナリファイルだと認識するかもしれません。その場合、バイナリモードでアップロードしようとします。バイナリモードでアップロードしても特に問題はないでしょうが、もしうまくいかないようなら「アスキーモード」でアップロードするよう設定を変更してアップロードし直してみましょう。

Internal Server Error が出たら……


500 Internal Server Error

500 Internal Server Error
「.htaccess」ファイルをアップロードした結果、どんなページを閲覧しようとしてもすべて「 Internal Server Error 」エラー表示になってしまう場合は、「.htaccess」ファイルの記述内容に誤りがあるということです。このファイル内に誤りがあると、有効範囲内のあらゆるページの閲覧ができなくなります。
その場合は、もう一度すべての記述方法を読み直して、「どこか間違えていないか?」・「余計な文字を書いてしまっていないか?」などを確認して下さい。
例えば、半角スペースで空けるべきところを空けていないとか、全角スペースになっているとか、もしくは、「 ErrorDocument 」のスペルが誤っていないかなどを確認してみましょう。
また、リッチテキストなど、余計な情報が付加された状態で保存していないかにも注意して下さい。必ずプレーンテキストでなければなりません。
※本来なら「.htaccess」内で記述できる内容でも、ある特定の内容だけはサーバ管理者によって使用が禁止されている場合があります。 (たとえば Optionsディレクティブの使用は禁止されているなど。)その場合も、このエラーが表示されます。 「.htaccess」の使用が許可されていても、特定の記述が禁止されていないかどうか、お使いのサーバのヘルプなどを確認してみて下さい。

エラーも出ず、効果もないなら……


「.htaccess」ファイルは、どんなサーバでも必ず使えるわけではありません。サーバの管理者によって使用が禁止されていれば、一切使うことはできません。レンタルサーバであればたいてい使用可能でしょうが、無料のサーバやプロバイダ提供のスペースでは使えないことが多いでしょう。(サーバの設定で使用が禁止されている場合は、そこでの活用は諦めるしかありません。)
※レンタルサーバでも契約コースによっては使えないこともあります。無料スペースでも使えるところもあるかも知れません。詳しくは各サーバの仕様などをご参照下さい。
※「.htaccess」は、Apacheというウェブサーバの機能なので、IISなどApache以外のウェブサーバでは利用できません。

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