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Macの隠し機能を有効にする



Mac OS は初心者にやさしいOSと言われている。その理由はさまざまであるが、設定項目などが必要最低限にまとめられ、それらを操作する方法、手順が少ないというのも要因の1つだろう。ソフトウェアのインストール手順やネットワークの設定方法(特にADSLなど)のヘルプやマニュアルを、Windowsのそれと見比べてみるとよくわかる。しかし、ある程度Macに慣れてくると、もっと複雑で細かな設定変更がしたくなる場合もあるだろう。今回は、そういった場合に有効な Mac OS X の隠し設定や機能を有効にする方法を紹介する。ただし、ターミナルを使用するため、コマンドの入力方法などがわからない人にはおすすめしない。
ターミナルの利用に自信のない人は、だれでも簡単にいろいろな隠し設定や機能をオン/オフできる「Secrets」というオンラインソフトがおすすめだ。 ※注意:ここで紹介するコマンドはMac OS X 10.5 Leopard より古いOSでは動作しない可能性があります。

必要なツールと書式

この記事では主に「ターミナル」を使用する。ターミナルは、起動ディスク(通常は Macintosh HD)にある アプリケーション - ユーティリティ配下にある黒いアイコンだ。
この他にも、終了メニューを持たないアプリケーションを終了させるために「アクティビティモニタ」を起動させておくと便利だろう。同じユーティリティフォルダに格納されている。



とりあえず、ターミナルとアクティビティモニタを用意しよう。アクティビティモニタは、プロセスを終了するために使用するが、ターミナルで「killall ‘プロセス名’」としてもよい

なお、今回の記事ではターミナル上で「defaults」というコマンドを使用する。主な書き方は


defaults [read/write] [ドメイン名] [項目名] [値の形式] [値]
となっている。特に断り書きのない限り、記事上で改行していても実際にはすべて1行で入力してほしい。
上記書き方にある[ドメイン名]とは、例えば Finder の場合ならば、com.apple.finder という書き方になる。ライブラリ/Preferences を見た事があるひとなら、なんとなくわかってもらえるのではないだろうか?フルパスを指定する事で、plist の読み書きにも使えるが、基本的にコマンドを記述するときには .plist を付けない。
なお、上記コマンドの実行後は、アプリケーションを再起動、あるいはログインし直さないと設定は反映されないので注意しよう。
※もっとdefaultsの詳細が知りたい場合はターミナルで「man defaults」を実行してみよう。

Finderの隠し機能

Finderを使っていていちばん困る事といえば、不可視ファイルが扱えないことかもしれない。隠し機能では、それらの表示をオン/オフする機能が備わっている。

●不可視ファイルを見えるように変更


defaults write com.apple.finder AppleShowAllFiles -bool YES
※元に戻すには YES を NOに変更して再実行

/upload2/__wZwpmLlxWamVmc1tWYr9SQ0ATNwgDMwITVD9Cc1V2cvx2YvM3bjFWbvIXZ0VHct92YvAnau82YuQXdvJWYsxWY.jpg

不可視ファイル/フォルダが現れると、ゴチャゴチャして見づらい


●ファイルメニューに「終了」を追加
文字通り、Finderのファイルメニューに「終了」を追加する。


defaults write com.apple.finder QuitMenuItem -bool YES
※元に戻すには YES を NOに変更して再実行
●ウインドウタイトルにフルパスを表示
Leopard なら 表示 - パスバーを表示 とすれば、もっと便利なパス表示ができるが、ウインドウタイトルにもパスを表示する事ができる。


defaults write com.apple.finder _FXShowPosixPathInTitle -bool YES
※元に戻すには YES を NOに変更して再実行

/upload2/_cGcq5Ca0FGcsxWdm9SQ0ATNwgDMwITVD9Cc1V2cvx2YvM3bjFWbvIXZ0VHct92YvAnau82YuQXdvJWYsxWY.jpg

タイトルバーが / 区切りのフルパス名に変わる。英語表記なので注意しよう


●ネットワーク上に.DS_Storeを作らない
Mac OS Xでは、フォルダの表示形式を変更すると「.DS_Store」という不可視ファイルができる。これをネットワーク上には作らなくするようにする設定だ。詳細はアップルのサポートページを参照してほしい。


defaults write com.apple.desktopservices DSDontWriteNetworkStores -bool YES
※元に戻すには YES を NOに変更して再実行以上、好みの設定を適用できたら、「アクティビティモニタ」でFinderを終了し、DockのFinderをクリックしてみよう。

/upload2/nBnauI3b0lmbv1We0lmdpR3Yh9SQ0ATNwgDMwITVD9Cc1V2cvx2YvM3bjFWbvIXZ0VHct92YvAnau82YuQXdvJWYsxWY.jpg

defaults で変更した内容は、そのアプリケーションを再起動しないと有効にならないため、プロセスを再起動しよう


 
 
 
 
 
 

 

Dockの隠し機能

Dock の隠し機能は、表示を変更するものが多い。「defaults write com.apple.dock」でネットを検索すれば、もっといろいろ隠し機能が見つかるだろう。以下はそのなかでも特に有名なものを集めた。
●隠れているアプリケーションのアイコンを半透明で表示
Dock上ではアプリケーションが表示されていても、隠れていても区別されないが、この設定を行えば、区別しやすくなる。


defaults write com.apple.dock showhidden -bool YES
※元に戻すには YES を NOに変更して再実行
●3D表示を2Dにする
Mac OS X 10.5 のDockの表示を立体的なものから平面的なものに変更する。


defaults write com.apple.dock no-glass -bool YES
※元に戻すには YES を NOに変更して再実行

/upload2/nBnauQmMrN2bk9SQ0ATNwgDMwITVD9Cc1V2cvx2YvM3bjFWbvIXZ0VHct92YvAnau82YuQXdvJWYsxWY.jpg

Dockを2Dにすることで、画面全体が落ち着く

以上の設定を有効にするには「Dock」を再起動すること。

ヘルプウインドウを背面に移動できるようにする

Mac OS X 10.5 Leopard でのヘルプウインドウは常に最前面に表示されるようになってしまったが、それをオフにする設定が隠されている。
設定を有効にするには、以下のコマンドを実行し、いったんヘルプのウインドウをすべて閉じて、もう一度ヘルプを開くだけでいい。
●ヘルプウインドウを通常のウインドウとする


defaults write com.apple.helpviewer NormalWindow -bool YES
※元に戻すには YES を NOに変更して再実行

/upload2/_cGcq5CcsVGaf5WZtlWYo9SQ0ATNwgDMwITVD9Cc1V2cvx2YvM3bjFWbvIXZ0VHct92YvAnau82YuQXdvJWYsxWY.jpg

Mac OS では背面のウインドウを command キーを押しながら、移動、スクロール、サイズ変更などが可能なので、ヘルプは背面にあったほうが扱いやすい

スクリーンショットの設定

Mac OSでは、昔から画面の静止画像を取る機能が備わっている。

    画面全体の場合:command + shift + 3 (キーボード上の数字キー)
    任意の矩形の場合:command + shift + 4 (キーボード上の数字キー)
隠し機能では、この操作で作成される画像の種類や保存場所を指定する事が可能だ。以下のコマンドを実行した後、ログインしなおすと設定が変更される。
●スクリーンショットで作成するファイルタイプの変更
以下のコマンドでは 保存形式をJPGに変更する。


defaults write ~/Library/Preferences/com.apple.screencapture type jpg
※ jpg の部分は png,jpg,tif,pdf,pict,jp2,bmp,gif,psd,sgi,tga のいずれかに設定できる。初期値は「png」
●スクリーンショットで作成するファイルの保存場所を変更
保存場所も変更できる。以下はピクチャフォルダへ変更する例。


defaults write ~/Library/Preferences/com.apple.screencapture location ~/Pictures
※~ がホームフォルダの意味。
※元に戻すには、~/Pictures を ~/Desktop にすればいい。

マウスの速度をシステム環境設定で可能な範囲以上に高速化する

Mac OS Xのマウス速度はかなり高速なものに設定できるが、それでも遅いという場合に以下のコマンドを実行した後、ログインしなおす。
●マウスの速度を4にする


defaults write .GlobalPreferences com.apple.mouse.scaling 4
※システム環境設定で設定可能な範囲は0~3まで、上記コマンドで4以上に設定可能だ。数値が大きければ大きいほどマウスが高速に動作するようになる。元に戻したい場合は、システム環境設定 - キーボードとマウスで設定し直せばよい。
※トラックパッドの場合は、com.apple.mouse.scaling を com.apple.trackpad.scaling にする

Dashbord、Spotlightの辞書参照を無効にする

ここでは、Dashboardの開発モードやSpotlightの検索時に辞書を含めるのをやめる方法などを紹介。いずれも設定を有効にするには、コマンド実行後、一度ログアウトする必要がある。
●Dashboardを開発モードにする
開発モードにすると、Dashboard の画面から通常のデスクトップにウィジェットを移動する事が可能になる。移動したいウィジェットをマウスでつかんだまま、F12押下して Dashboard から抜けてみよう。


defaults write com.apple.dashboard devmode -bool YES
※元に戻すには YES を NOに変更して再実行
●Dashboardを無効
Dashbordを使用しないという人は、無効にする事でメモリの使用量を押さえる事ができる。


defaults write com.apple.dashboard mcx-disabled -bool YES
※元に戻すには YES を NOに変更して再実行
●Spotlightで辞書を参照しない
辞書を検索対象に含めないため、ファイルの検索結果がわずかだが速く出る。


defaults write com.apple.spotlight DictionaryLookupEnabled -bool NO
※元に戻すには NO を YESに変更して再実行
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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