子供から大人まで創造力を刺激するソフト
キッドピクス デラックス 3X 英語版
キッドピクスは、小さい子どもから、パソコンのベテランの方、さらにはシニアの方までと、家族みんなで楽しめるグラフィックソフトです。
効果音とともに起動する「キッドピクス デラックス 3X」。Macの画面いっぱいに広がる、宇宙のお絵かき+エンターテインメント工場といったおもむきです。
キッドピクスといえば、古くからのMacユーザーの方にはおなじみのソフトだと思いますが、その歴史は古く、1989年にまで遡ります。
お子様向けのお絵かきソフトとして発売されたキッドピクスは、瞬く間に全世界のMacユーザーをとりこにしました。
パソコンの画面らしくないインターフェースは、古くからのユーザーにはどこか懐かしく、また、新しいユーザーには新鮮に映るものです。
特に、Macの通常メニューまでも隠れてしまう仕様は、パソコンに慣れた大人のみなさんは戸惑うかもしれませんが、単純に絵を描いて遊ぼうという環境にはもってこいのインターフェースです。
今回紹介する「
キッドピクス デラックス 3X」は英語版のソフトですが、子ども向けのソフトだけあってメニューなどには簡単な英語が使われていますし、インターフェースはきわめて直感的に作られていますので、英語が苦手な方でも楽しんで使えるようになっています。
ではさっそく、「キッドピクス デラックス 3X」の中身をみていきましょう。
ペタペタ!ズルズル!ウゴウゴ!
音やアニメ効果のお絵かきにもう夢中!
キッドピクスのお絵かき方法は、大きく2つに分かれます。
ひとつは、スタンプのようにオブジェクトをペタペタと貼り付けていくだけで、絵を描くだけでなく、音や動きのある作品が作れるものです。
「
ライブラリ」と呼ばれエリアには、「はいけい(背景)」「ステッカー(シール)」「アニメーション(動きのある絵)」「サウンド(効果音)」の4つのボタンボタンからなっており、あらかじめ用意されている絵や、音などのオブジェクトを選んで、がようし(画用紙)に貼り付けていきます。
「
はいけい」で背景画像を選びます。中には世界地図の背景が用意されているので、地理の勉強にもなります。もちろんiPhotoから好きな写真を読み込むこともできます。
「はいけい」に絵の背景画像を取り込んでいるところです。iPhotoの読み込みボタンもあります。
「
ステッカー」や「
アニメーション」で好きな絵や動く絵を貼り付けます。国旗やいろいろな動物の絵を貼り付けたり、動く絵のオブジェクトもいろいろなジャンルが用意されています。
アルファベットがウゴウゴするアニメーションも貼り付けられます。
「
サウンド」では、iTunesから曲を取り込んだり、録音した音を、絵といっしょに再生させることができます。
iTunesのスイッチを押すと、iTunesのライブラリから好きな曲を効果音として取り込めます。
次はキッドピクスのもうひとつの「どうぐ」を使ったお絵かき法をご紹介します。
「どうぐ」を使って簡単お絵かき
キッドピクスのもうひとつのお絵かき方法は、「
どうぐ」と呼ばれるツールを使って絵を描いていきます。いわゆる紙にペンを持って描くというスタイルです。
いろえんぴつ、チョーク、クレヨン、マーカーの「
ドローイングツール」、ふで、サウンドアート、スプレーの「
ペイントツール」、色で塗りつぶす「
バケツツール」、絵を混ぜ合わせる「
ミックスツール」、画像を貼り付ける「
スタンプツール」、文字を入力する「
テキストツール」などから構成されます。
どの「どうぐ」を選ぶ際も、見たままのアイコンをクリックするだけで、描きたいツールが選べます。
ドローイングツールでは、複雑な線画も簡単に描くことができますし、ふでなどのペイントツールでは、フリーハンドで直感的なお絵かきを楽しめます。
「どうぐ」では3Dの質感のブラシでものを描けますし、一般の画像編集ソフトでいうレタッチするツールもあります。
さらに、ほかのペイントソフトには無いようなおもしろさのポイントをいくつかあげてみましょう。
絵が動き音を発しながらぺたぺたスタンプ
ペイントツールの中にあるスプレーは、他のグラフィックソフトのスプレーとは異なり、3Dのオブジェクト丸ごとを貼り付けていく感じで描けます。さらに「
うごくモード」にすることで、スプレーで描いた花が開いていく様子や動物が飛び跳ねる動きを絵として作成することができます。
スプレーうごくモードで、ウゴウゴしているキノコを描いているところです。
特に子どもの大好きな虫とか、大人が気持ち悪いと思うようなオブジェクトなども充実しているあたり、既成概念に捕らわれない、自由な発想が楽しめるのがキッドピクスならではですね。
名前や言葉をしゃべってくれる!
また、入力したテキストを、いろいろな効果のボイスでしゃべってくれるのです。たとえば人の名前などを入力しておけば、その絵を開いて再生ボタンを押すと名前をしゃべります。
子どもの英語発音学習に最適ですね!
左上の絵の音声を再生すると「ブータン」と発音します(ぷぷっ!)。右下の絵はもちろん「ハッピー バースディ」と発音しますよ。
ぼやきながら「アンドゥ」
絵を描いていて間違えた、というときに、パソコンに慣れた人ですと、「command+Z」でアンドゥ(元に戻す)操作してしまうところですが、キッドピクスでは、ぜひ「とりけし(取り消し)」ボタンを使って元に戻してみてください。
クリックすると1つ前の状態に戻してしてくれるのはもちろんですが、その瞬間にこの「とりけしくん」(というのかどうかわかりませんが)、毎回英語でひとこといってくれます。
取り消すことすら楽しくしてくれる、しゃべるアンドゥなんて、おもしろいでしょ?
クリックすると「Oh no!」や「Whoops!」といって元に戻します。歌ってくれるときもあります。
キッドピクスにはまだまだ見逃してはいけない機能が備わっています。大人もはまる魅力とは?
iPhotoやiTunesとの連携で大人もはまる!
キッドピクスで大人も楽しめるポイントは、iPhotoやiTunesといったソフトからも画像や音楽を取り込めるところにあります。
お気に入りの写真をキッドピクスで加工したり、また、お気に入りの音楽をキッドピクスのイラストに組み込むこともできます。
また、作成した絵やアニメーション効果のイラストは、簡単にスライドショーにできます。描いたらすぐスライドショーで子どもに見せてあげると、喜びますね。
描いた絵をあつめて作るスライドショーは、トランジションやスライドの再生時間、音声の指定もできる本格的なもの。できあがるとものすごくおもしろくて、大人でもわくわくしますよ。
さらに、動きのあるアニメーションやムービーを
iMovieファイルとして書き出すこともできますので、キッドピクスで作ったスライドショーをiMovieを使って高度な映像編集へ、なんてことも簡単にできちゃいます。
iMovieに書き出してさらに編集にもこだわれる! ああもう、おもしろさの域は広がっていくばかりです。
iPodビデオに書き出すこともできますので、お手持ちのiPodに、キッドピクスで作ったムービーを持ち出すこともできます。メールで送って、ムービーのプレゼントというのもしゃれていますね。
iPodビデオの書き出しで、iTunesのカバーフローにも格納されちゃいました。気分はもうアーティストの仲間入りって感じですね!
このように、キッドピクスは、一見、子ども向きのソフトですが、大人でもぐっと作り込んで楽しめるソフトに仕上がっています。
日本の子どもたちに向けて日本語版があったら良いなと、ちょっと思ってしまいますが、英語の勉強も兼ねてということで、ご両親いっしょに楽しめばコミュニケーションも図れると思います。
イラスト、ムービーといった枠を飛び越えて、フォトショップやイラストレーターなどとは違った、創造力を刺激するグラフィックソフト、キッドピクス。ご家族みんなで楽しみたいグラフィックソフトです。
製品情報
キッドピクス 英語版
OS:Mac OS X 10.1.5 以降(アップデータにて Mac OS X 10.5 対応)
CPU:PowerPC G3 以上、および Intel Mac
メモリ:192 MB 以上必要 (256MB 以上推奨)
ハードディスク:200MB以上の空き容量
ディスプレイ:解像度800×600で、約32,000色表示可能なもの(解像度1024×768で約1,670万色を推奨)
対応言語:英語
パッケージ版 価格:6,800 円(税込)
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