J-ポジティブ・ソング新旧が並ぶ
■ 日本テレビ系 火曜 22:00~ 『貧乏男子 ボンビーメン』
主題歌:BENNIE K 「モノクローム」 挿入歌:鈴木雅之 「上を向いて歩こう」
音楽:澤野弘之
『貧乏男子 ボンビーメン』 オリジナル・サウンドトラック
BENNIE K 『モノクローム』
他人の借金をニコニコしながら肩代わりしてしまう、そんなお人好しすぎる主人公を小栗旬が爽やかに演じきるドラマが『貧乏男子 ボンビーメン』。主題歌のBENNIE K 「モノクローム」はデビュー7年目、13枚目のシングルにして意外や初のドラマ・タイアップだそう。2008年にふさわしいリアリティを持ったポジティブな歌詞を、キャッチーなメロディーとスムースなラップで仕上げた好楽曲です。鈴木雅之が歌う挿入歌は坂本九 「上を向いて歩こう」 のカヴァーです。オリジナルの初出は1961年。番組中ではなんだか地味な使われ方をしているようですが、前向きに生きようと思わせてくれる歌の元祖として聴き逃せないものがあります。
はJAZZ & BLUES
闇の中で振りきれ、バット!
■ フジテレビ系 火曜 22:00~
『あしたの、喜多善男~世界一不運な男の、奇跡の11日間~』
主題歌:山崎まさよし 「真夜中のBoon Boon」
音楽:小曽根真 『あしたの、喜多善男』 オリジナル・サウンドトラック
『真夜中のBoon Boon』(DVD付初回限定盤)
ドラマの第8話(2月26日OA分)へのゲスト出演も見逃せない山崎まさよし 24枚目のシングル。ジャケ写違いDVD無しの通常盤も同時発売
まずはJAZZピアニスト小曽根真が手掛けているサウンドトラックに注目したい。自殺を決意した主人公(小日向文世)の浮かない表情と対をなす、華やかな夜の街が舞台の中心。松田龍平や栗山千明といった”映画顔”のキャストが織りなす人間模様に、抑制の利いたJAZZがコントラストをつけていきます。サントラ盤にはドラマの第1話で小曽根(P)、井上陽介(B)、大坂昌彦(Dr)、Tiffany(Vo)という豪華メンツによって披露された「ALONE AGAIN」(Gilbert O'Sullivanのカヴァー)も収録されています。演奏の素晴らしさはもちろん、歌詞のドラマとのはまり具合も特筆もの。必聴です。そして主題歌は山崎まさよし。「真夜中のBoon Boon」というタイトルは、歌の主人公が振るバットのスイング音「Boom」を、「恩恵」や「恵み」、「願いごと」という意味もある「Boon」に置き換えたものだそう。ブルース・ルーツな彼のことなのでJohn Lee Hooker※の代表曲「Boom Boom」というのもあるでしょう。※ John Lee Hooker (1917~2001)
ザクザクと地を掘り返すような重量級ブギーが魅力の名ブルース・マン。「Boom Boom」は、映画 『ブルース・ブラザース』 での演奏シーンも忘れがたいものがあります1つの言葉に2重の意味を持たせるダブル・ミーニングという手法はBLUESの常套手段ですし、JAZZとBLUESの親和性はいうまでもありませんね。間奏のちょっと笑いを誘う仕掛けも実に彼らしいものです。
は水曜日編!
2008年春のアニバーサリー・ソング最右翼
■ 日本テレビ系 水曜 22:00~ 『斉藤さん』
主題歌:観月ありさ 「ENGAGES」
DVD付初回限定盤 / (通常盤)リンク先amazon.co.jpの商品ページで試聴も出来ます
音楽:池頼広(いけ よしひろ) 『斉藤さん』 オリジナル・サウンドトラック
小田ゆうあ(著)『斉藤さん 3』
小田ゆうあのコミックを原作に、「悪いものは悪い」と正義感を貫く主人公”斉藤さん”を演じているのは観月ありさ。『ナースのお仕事』の印象が強い為か主演ドラマの主題歌は、毎回自身で担当しているような印象がありましたが「ENGAGES」は、約5年ぶりのシングルだそう。透明感溢れる声で歌われるこの曲は、強すぎるドラマの主人公のイメージとはあまりだぶらないものです。「永遠に2人で」という言葉で締めくくられる歌詞を持つ佳曲なので、これからの季節にアニバーサリー・ソングとして浸透していくのかもしれません。
現在進行形の湘南音楽
■ テレビ朝日系 木曜 21:00~ 『交渉人~THE NEGOTIATOR~』
主題歌:湘南乃風 「黄金魂」(オウゴンソウル)
湘南乃風 『黄金魂』
音楽:佐藤準『交渉人~THE NEGOTIATOR~』は、悪女役が続いていた米倉涼子が一転して刑事役- 交渉人 -を演じ、凛々しい姿を見せてくれるドラマ。交渉人とは、ハイジャックや誘拐等、人質が存在する事件を、犯人の身の安全も確保しながら解決に導く為のスペシャリストのこと。アメリカ発祥ですが日本にも実在するようです。邦画ではユースケ・サンタマリア主演の 『交渉人 真下正義』 が知られるところ。洋画ではサミュエル・L・ジャクソンとケビン・スペイシーが出演した 『交渉人』 が映画的なカタルシスもあってオススメです。主題歌はラガ・ヒップ・ポップ・グループ湘南乃風による「黄金魂」。4MCが煽動する力強いメッセージ・ソングは、現在進行形の湘南ヒップ・ポップ・シーンを代表するもののひとつといえます。劇伴を担当しているのは佐藤準。ある人にはSMOKY MEDICINE(4/20再結成LIVE 有!)のメンバーとして、「セーラー服を脱がさないで」の作曲者として、またある人にはF1ドライバー アイルトン・セナを思い出させるキーパーソンとして知られている人です。
次回記事に続きます。お楽しみに!
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