
ステージに立つけろっぐ博士(あなたは王子ですか?)Perfumeの魅力を語る上でライヴは欠かせません。ワンマンライヴも一通り終了したので、再度けろっぐ博士を迎えて対談をしたいと思います。
以下が大阪のセットリストです。

ライヴ会場チラシ01. ポリリズム
02. おいしいレシピ
03. コンピュータードライビング
(MC)
04. カウンターアトラクション
05. 彼氏募集中
06. ジェニーはご機嫌ななめ
(MC)
07. Twincle Snow Powdery Snow
08. 引力
09. コンピューターシティ
(衣替え)
10. Perfumeの掟
(衣替え)
11. エレクトロ・ワールド
12. パーフェクトスター・パーフェクトスタイル
(MC)
13. チョコレイト・ディスコ
14. スウィートドーナツ
15. Perfume
(アンコール/衣替え)
16. ビタミンドロップ
17. Seventh Heaven
セットリストは会場によって微妙に違い、以下の地域限定ソングがあります。
名古屋:「モノクロームエフェクト」
大阪:「ビタミンドロップ」
広島:「ファウンデーション」
東京:「イミテーションワールド」「OMAJINAI☆ペロリ」「wonder2」
タイトルのセンス
先生:今日はPerfumeのライヴの話をしましょう。僕たちは大阪でしたが、今回のPerfumeのワンマンライヴ、競争率が高くて当たらなかった人も多かったみたいですね。
博士:
私も4ルートから手を回しましたが、あわや玉砕かと思える結果には驚愕しました。 念のために妹名義で締め切り直前申し込んだ一枚が命の綱でした。 今回は女性名義が有利だったという噂が流れています。
先生:
しかし、ライヴのタイトル「感謝!感激!ポリ荒らし!~あらためまして、Perfumeです~」は、メンバーが考えたのでしょうが、かなりそっち系のネーミングですね。「ロマンポルシェ。10年記念隊コンサート『もう少しまじめにやっておくべきだった』」に近いセンスがあります。ロマンポルシェ。と対バンして悪影響を受けたんでしょうか? 面白い事に、このタイトルは名古屋、大阪、広島だけで、東京のLIQUID ROOMは「Perfume ~SEVENTH HEAVEN イイ気分♪~」なんですよね。
博士:
前回イベントであ~ちゃんが言ってましたが、また気まぐれで適当な事言ってるのかと思いました。
ライヴアイドル?
先生:大阪は心斎橋のMUSE(キャパ:350人)でしたが、今の勢いを考えるキャパが大きいハコにしてもよかったですね。せめて、心斎橋クアトロ(キャパ:700人)くらいの。まあ、短絡的な儲け主義に走らないのがPerfumeの良いところなんですけどね。
博士:
往年のビックネームが全国ツアーする場合、●●会館的な公共ホール(関西ならフェスティバルホール、厚生年金会館、神戸文化ホール、国際会館当等)を今でも使用しているようですが、最近は人気アーティストでもオールスタンディングのライヴハウスでやる事が多いですね。
先生:
公共ホールとなるとキャパは2000人から3000人ですね。
博士:
逆にアリーナや体育館で一気に済ませてしまうパターンも多く、考えるとここ10年ほどゆっくり座ってライヴを見た・・って記憶が無いですね。 スタンディングか大型ディスプレイかどっちかです。
考えるとライヴハウスですよ! お酒とかでる場所ですから、僕たちの世代的にはアイドルがやるハコじゃあないですよね。 また本来のアイドルのターゲットである10代は事実上切り捨て。 アイドルといっても、健全な10代の憧れではなく、20歳超えてもうつつを抜かしてる“ヲタ”か、サウンド系のファンかに絞った選考~またそれが何の問題を呈していない。
先生:
ライヴアイドル(俗称としては地下アイドル)という言葉もあるくらいですから、ライヴハウスで活動するアイドルというのは一つの潮流なんでしょう。
いや、僕たち、40代ですから、かなりやばいですね。ちなみにいっしょに行ったもう一人の40代(職業:行政書士)は、小学生の娘をライヴに連れてきたいけど、どうしようと悩んでいますからね。ライヴハウスでは、背が低くて見えないし、圧死しそうですからね。
博士:
音響的にはちょっと厳しかったかなぁ。
巨大なホールの場合、ギターアンプや生ドラムだけでは到底届かないので、一旦マイクでひらってPAに送ります。PAもそれらすべてを再生する事を前提とした巨大なシステムを使用します。 所がこの規模のホールの場合、ある程度ギターアンプや生のドラムの音も聞こえることが前提で、PAは主にヴォーカルの拡声に主点が置かれています。 そこからすべてのオケが配される結果、変調が発生し、非常に聞き取りにくい音になっていました。
先生:
確かに。クラブの方がそういう意味では、Perfumeには適切でしょうね。
偽かしゆか発見!
博士:イベントでは毎回見る顔ぶれが有りますね・・・なんて確認できる我々は、それこそ毎回行ってるわけですから~どう見ても怪しい40代ですね。
先生:
髪の毛の長い帽子被った人、いつも見ます。ライヴに来ているファン層はなかなか面白いですね。もちろん、アイドル・ヲタさんはいるんですが、capsuleから入ってきたような、おしゃれな女の子もいます。この層が増えて欲しいですね、個人的には。Perfumeコスプレしているファンを見ましたね。
博士:
そうですね・・・わたしが見ただけでファーのドレスの偽かしゆか、チョコレイトディスコ風の偽あ~ちゃんは見ました。
先生:
偽かしゆかはスタイルもよくってなかなか可愛かったですね。偽のっちが居なかったのが残念です。
博士:
どちらも裏布を張り合わせたアキバ系コスプレ・・じゃなく、似た既製服を旨く組み合わせた完成度の高いもの・・そのまま着てかえってましたね。
私も三編みして柔道服を着てくればよかったです。
先生:
それは柔ちゃんでしょ!! かしゆかに怒られますよ! 前回の謝罪を思い出してください。
今回は、Perfumeのコスチュームが変っていましたね。
Perfumeのモード
博士:そうですね、せっかくコスプレしてきてもすでにPerfumeは一歩先を行ってます。 オープニング未来的なメタリックシルバーにドラディショナルなチェックをあしらったちょっと違和感のある不思議なドレスでした。この違和感はちょっと注目ですね。 モードとしては高いレベルにありますよ。 しかし、のっちのパンツは胸の辺りまでメタル地のハイウェストでまるでサウナスーツ~汗だくでしたね。
先生:
のっちは汗かきとメンバーからも突っ込まれていましたからね。かしゆかのチェックのストッキングはストライクでした。かしゆかは着映えするタイプです。タータンチェックのトラッド感とシルバー・メタリックの近未来感は、今年流行りますね。すいません、いい加減な事言って。
博士:
のっちやかしゆかがボンテージ色がつよいパンツルックですが、あ~ちゃんはワンピースを通しますね。
先生:
あ~ちゃんはワンピース原理主義。ワンピース教の教祖様です。博士、次のライヴではタータンチェックのシャツとシルバーのパンツで現れてください。でも、気軽に話しかけないでくださいね。
Perfumeの掟
博士:中盤、レビュー風のダンスコーナーに変るときのコスチュームには息を呑みました。
先生:
「Perfumeの掟」ですね。掟ポルシェさんとは関係なかったですが、素晴らしかったです。バックトラックは中田サウンドでは無さそうなんですが、選曲を誰がしたのか気になります。いい意味で予想を裏切ってくれました。
博士:
セクシーな黒装束でしたね。マネキンが登場し「モノクロームエフェクト」の衣装を着せていました。もうあのコスチュームは似合わない~少女から大人へのオマージュなのでしょうか?
先生:
「事務所の方針で」「会社の都合で」とか、ある意味Perfumeトークに通じるシニカルなセリフもありましたね。
博士:
最後に言った「出来上がり」的な言葉も意味深です。
先生:
マネキンは明らかにクラフトワークの精神です。Perfumeって、アイドルを自認しつつも、アイドルへのアンチテーゼをやってのけるのが、僕たちのような天邪鬼には嬉しいですね。
メーテル帽子は流行るのか?
博士:その後は一旦ラフなPerfumeTシャツ。
先生:
のっちとかしゆかはショートパンツなのに、あ~ちゃんは頑なにスカート。
博士:
次に登場した白のドレスはまるで天使の様です。
のっちはゆったりとしたブラウスとウエストをまたもコルセットで締め上げた王朝風のドレスで、まるで美少年~王子様の様なのが印象的でした。
先生:
ほとんどリボンの騎士でした。
博士:
かしゆかがむしろあーちゃん風のハイウエストのドレープで聖歌隊風。
あーちゃんはいつものドレス風ににファーのメーテル帽子。 所々にあしらった水色の生地が何故か聖なるイメージを感じさせます。
先生:
メーテル帽子! 専門用語を使いますね! ロシアン帽子は流行しそうです。ちなみあれは、一見メーテル帽子ですが、実はレゲエ・ダンサー用のファーのターバンのようなもので、帽子に見せかけているとラジオ番組であ~ちゃんが言っていました。「エレクトロワールド」のPVや『Complete Best』のジャケでも被っていますね。
博士:
その後「Seventh Heaven」というのは見事な演出でした。
先生:
「Seventh Heaven」は天国の最高位らしいですが、同名異曲が結構ありますね。、BUCK-TICK、B'z、L'Arc~en~Ciel、Deep Purpleとか・・・ 神戸の三ノ宮にも同名の洋服屋さんがあるのには感動しましたね。
今後の展望
博士:今後、大きなハコに移ったとき、ライヴはどんな装丁になるのか気になります。2000人規模のホールに3人素立ちではエンタテイメントとしての付加価値がちょっと希薄です。本来、オーケストラを従えるのがアイドルライヴの定石でしたが、打ち込み技術の進歩で“バンドスタイル”が主流になり、現在ではダンサーを従えステージ上をバーチャルクラブ化する事で付加価値を得ています。 新曲披露的なイベントではなく、あくまでライヴである限り、ライヴで見る意味が要求される訳です。ライヴ音源がCDと同じ~聴き所がMCだけではちょっと寂しいです。しかし、きっとびっくりするような仕掛けで私たちをあっと言わせてくれる事でしょう。
先生:
僕は、さっき話していた「Perfumeの掟」あたりがいいヒントではないかと思うのです。ダフト・パンクが2人であそこまでのステージが出来るという事を考えると、Perfumeの3人というの障害ではないでしょう(自分でも言い過ぎだと思うけど・・・)。変にバックダンサーは要らないし。また、ハロプロのようの集団化というのもピンと来ません。ライヴ音源にさらに手を加えたり、近未来ヴィジュアルを構築する方向性もありますからね。
ハコとライヴ衣装だけで結構喋ってしまいましたね。
残りは後編で。続く。
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