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月刊プロボーラー~青春テクノ

月刊プロボーラーの由来



菊田さん(左)と岸さん(右)――はじめまして。私の友人でもあるテクノ界のプリンセス天功と呼ばれるプロモーターからお二人を強力に推薦するメールを頂き、「月刊プロモーター」のサイトを見せてもらって俄然興味を持ちました。「とてもいい子たちですよ!」と・・・(笑)。

※修正>「月刊プロモーター」→「月刊プロボーラー」(良く間違われます…他にはプロボーダー、プロバイダー、月間など)

人柄から誉めるとは心憎い切り出し方ですね。プリンセスにはいつもお世話になっております。
――失礼しました! 頭がプロボーラーとプロモーターでごっちゃになりました。ありきたりの質問からはじめます。でも、名前が好きなもんで。何度も聞かれて、嫌気がさしているかもしれませんが、「月刊プロボーラー」って意味不明な名前ですね。「毎月出るぞ」みたいな。由来をもっともらしく語ってください。

まぁありきたりなんですけど、2人の頭文字を組み合わせて造った名前です。名前のインパクトで得する場合も損する場合もありますよ。

amazon.co.jpにあるCDは、ジャケ写からリンクできます。(amazon.co.jpにない場合、海外のamazonや他の通販サイトへ)
――ちょっと後悔していませんか? でも、ファースト・アルバム『テクーニョ』(2004年)のジャケにもなっているTシャツのロゴを見ると、確かにジャパニーズ・テクノって感じがします。

もっとカッコイイ名前の方が売れるでしょう。「最近何聞いてる?」って聞かれて「月刊プロボーラー」って答えにくいですもん。あと今回の『テクニコフ』のジャケもダサいですよね…知人が「レジに持って行く勇気がない」って言っておりました。
――お二人は、中学生時代の幼なじみらしいですが、やはりテクノが結びつけたお友達だったのですか?

いえ全然、部活が同じだったのが出会いです。テクノとの出会いはもっと先の話です。中学卒業後は9番がアメリカに行ってしまったので、しばらくは遠距離何とかでした。その頃にお互いテクノにどっぷりで、テープの交換とか良くしてましたね。まあ半分は税関でとめられてヒット曲に摩り替わってましたけど。

――キャンディーロボという第3のメンバーがいるらしいですが、一体何をしているのですか? 『LAST SONG E.P.』(2004年)などのアナログのデザインにも登場しているロボット君ですよね。
よくしゃしゃり出てくるロボット君です。主に誘惑です。ライヴ前に居酒屋に誘ったり、曲作り中に目の前で寝てたり、後はライヴでの発電が主な仕事です。月プロのかわいいかわいいマスコットです。

テクニコフ

――さて、2005年2月25日にリリースされたセカンド・アルバム『テク二コフ』ですが、思い切りはまりました。自らも、「泣き虫青春テクノ」宣言をされていますが、確かにぼろぼろ泣けます。ほろ苦い少年的な歌詞や所謂"泣きメロ"が炸裂しているのが、いやなんとも潔いと。しかも、どボップでどテクノな部分がここまで一緒になっているのが稀有ですね。これは、やはりお二人の違った個性がうまく合体したのではないかと思うのですが、如何でしょう?

01. 願い [Ver.No.9]
02. ハリーアップ東京
03. 10$
04. 123(ワンツースリー)
05. ハイスクール・ララバイ
06. よろこびの歌
07. 五月雨ベイビーブルー
08. ニューワールド・オブ・ジ・エンド
09. パン
10. 水色
11. 願い [Ver.No.9]

リズム主体のテクノなら、2人でやる意味ないですし、ひとりでやった方が効率的に出来ますから、2人で月プロを名乗ってやる以上、ポップであるっていうのは背負った十字架みたいなものです。個性のぶつけあいでは結局バラバラになってしまうので、2人でここまでポップはダメとかここまでテクノはダメとかの月プロ基準という、共通の価値観にそって、バランスをとっているのだと思います。



菊田さん(左)と岸さん(右)――テクノにこだわる意味不明のタイトルを連発されていますが、「テクニコフ」とはロシア人?

意味不明ではなく、有名人からとっているので訴えられないかビクビクしています。テクニコフ氏はロシア人ですよ。案外知らない人が多くてびっくりしています。ちなみに、テクーニョ氏はブラジル人です。
――最初と最後を飾る「願い」は、泣き虫青春テクノの名に恥じない、超胸キュン・ポップですね。「願い(Ver.No.9)」と「願い(Ver.No.8)」はそれぞれ、9番の菊田さんと8番の岸さんのそれぞれの持ち味を生かしてアレンジされた曲だと思いますが、菊田さんがよりテクノ、岸さんがよりポップな作風ですね。

同じ曲の2バージョンというアイディアがあったので、なるべく違いがはっきり分かるような、それでいて両方アリだよね。的になるようにアレンジしました。現在の2人の音の好みが良く反映されていると思います。

――12インチ『TECHNIKOV E.P.』にも収録されている「10$」は、キックが効いたGigoloに通じるエレクトロ・チューンですね。

テクニコフでいうとSMAPが歌ってもよさそうな「よろこびの歌」と、「10$」のような今のテクノシーンを垣間見れる曲が混在し、互いに引き立てあってるのが、月プロっぽいかな?と思っております。両方の引き出しがあるので。ライヴでもクラブセットでは、よりテクノに、ライヴハウスだと、よりポップにと最近では両方の引き出しを使い分けています。

ハイスクール・ララバイ



「ハイスクール・ララバイ」PVより――あえて、YMOのカヴァーではなく、YMOを自らパロッた細野晴臣さんの名テクノ歌謡としても知られるイモ欽トリオの「ハイスクール・ララバイ」をカヴァーした理由は? 正直、大好きです、このカヴァー。かなりエレクトロで、ニュー・オーダーの「Blue Monday」の雰囲気も漂いますね。

何曲か候補があったのですが、YMOの細野さん作曲ということで、テクノルーツに対するアプローチと、なにより「100%片思い」って歌詞ですね。青春じゃないですか。ノーチャンスじゃないですか。泣き虫青春テクノのコンセプトに近いというのが理由です。


「ハイスクール・ララバイ」PVより――しかも、アイドル的PVまで製作されていますね。某ゲーム機のようなデザインの公式ページもそうですが、サウンドだけでなく、ヴィジュアル面にもコンセプトがあって素晴らしいと思いました。

あまりテクノしすぎないで、ポップで遊び心のあるやつをコンセプトにしています。ちょっとカッコつけてるつもりでも、ついてないで笑えるみたいなのもけっこう好きですね。
――マスタリングの方は、わたしもインタヴューさせてもらったOVERROCKETの渡部高士さんですね。相性の良さを感じるのですが、OVERROCKETとは、ライヴで対バンもされていますよね。

OVERROCKETもテクノミュージックの上に、歌がのるポップミュージックですよね?その意味では、ニュアンスを伝えやすかったし、とてもやりやすかったです。ライヴもボーカルがいますし、パソコンいじってるだけじゃ出せないライヴ感があって、すごく楽しいですよ。



菊田さん(左)と岸さん(右)――では、今の月刊プロボーラーに至るに大きな影響を与えたと思われる、名盤などあれば、ご紹介ください。

大きな影響…エレクトリックミュージック全般って気がしますが、2人共通というとTM NETWORKでしょうか?
――ライヴスケジュールを見ると、年間でかなりのライヴをこなされているようですね。月刊プロボーラーのライヴ・パーフォーマンスはどんなものなのでしょうか? ぜひ、ライヴは見せていただきたいです。

ここでは無理なので、会場でということになってしまいますが、ライヴでは、CDよりももっとお祭りノリというか、踊って歌って楽しんで欲しいですね。でも少しホロリとなっちゃうというか…。是非会場に遊びに来て下さい!

【LIVE INFO.】
4/17(日)@渋谷CHELSEA HOTEL
5/02(月)@京都WHOOPEES
5/03(火)@大阪DROP
5/04(水)@神戸OTOYA
5/06(土)@福岡KIETH FLACK
5/27(金)@新木場ageHa

(ご協力ありがとうございました。)

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