喜びがストレートに伝わってくる映画

お洒落でスタイリッシュ。そして喜びについてたくさん教えてくれます『アメリ』では、クリームブリュレをさくっと割る瞬間の喜びが描かれていました。大きなものも小さなものもいろいろな喜びの瞬間があり、映画でもたくさん描かれています。
あえて一作選ぶとなると、喜びが満ち溢れて、見ている私たちも幸福感に酔ってしまうような映画、『恋する惑星』以外にはないのでは? 描かれているのは、誰かといれば喜びは、何十倍にもなるかもしれないけど、とどのつまりは、自分ひとりでも十分感じられるということ。
好きな相手の部屋に入り込み、模様替えをし、髪の毛を一本見つけたら喜んでしまう。本当の喜びは、小さなところにもたくさん隠れているのです。恋していたら、喜びの感受性はより鋭くなるのかもしれませんが、自分だけの小さな喜びを持てる人は、喜びの達人なのではないでしょうか?
怒りがふつふつ沸いてくる映画

あなたが感じる怒りは爆発的?それともモヤモヤ?怒りは溜めなくていい、たまに発散したいもの。最近怒ったことなんてない、というあなたにお勧めの映画は、『それでもボクはやってない』。ちょっぴり味付けされたユーモアで、怒りも極上に。
絶妙な映画を作ったのは、周防正行監督。社会派裁判冤罪映画で、題材は痴漢。綿密な取材と問題意識で、リアルな世界を描いているのに、まったく飽きさせない手腕はさすがです。
女性と男性では、見る立場も変わり、もしかしたら怒りの矛先も変わるかもしれません。袖口をつかまれ、突き出される容疑者の恐怖感と罪を着せられた怒りを感じる場合もあるでしょうし、女性なら、被害者の怒りもダイレクトに伝わるのでは? 怒る必要がある場合もあるのです。
は、哀・楽編の紹介です。
これほどの哀しみは、なかなかないと思える映画

(C)2007 Warner Bros. Entertainment Inc. and DreamWorks LLC. All Rights Reserved.悲しみの深さを描いた映画はたくさんありますが、全編悲しみに彩られ、それでいて作品の完成度が高く、映画を見る楽しみが、悲しさで損なわれない映画を見つけるのはむずかしいこと。
1月19日より公開、ジョニー・デップ主演の『スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師』はまさしくそれにあてはまる稀な映画です。妻子を奪われ、無実の罪に陥れられ、遠いオーストラリアで入獄させられたベンジャミン・バーカー。脱獄してロンドンに戻ったときには、スウィニー・トッドと名前を変え、悪魔の理髪師となります。
歌で繰り広げられるドラマは、今はもうない幸福だったかつての生活の記憶が、常に色濃く漂い、哀しみが直接伝わってきます。音楽の素晴らしさも私たちの感情を強く揺さぶる理由のひとつです。
笑い転げられる楽しさで日本の観客もノックアウトした映画

©2007 DREAMWORKS LLC. All Rights Reserved.公開中の『俺たちフィギュアスケーター』
は、今まであまり日本では受けないといわれ続け、大ヒット作でも未公開になることが多かったアメリカンコメディのイメージを塗り替えました。日本でも受けに受けているのです。
男同士でフィギュアスケートペアを組むという、意外でそそられるアイデアと、芸達者のウィル・フェレルのパワー全開演技が見どころ。ペアの相棒を演じるのは、『バス男』の脱力系演技で大ブレイクした、ジョン・ヘダー。ジョンが演じるのは、トム・クルーズも顔負けのアイドル系・いい男。その設定だけでも、意外過ぎて笑えそうです。
さらりとした笑いよりも、濃い味でこれでもかと笑いを畳み掛けるアメリカンコメディは、底抜けの明るさと、タブーをものともしない力技で、今後も日本の観客をノックアウトし続けるかもしれませんね。
喜・怒・哀・楽が描かれている見る価値が高い作品はまだまだたくさんあります。自分だけのお気に入りの、感情を震えさせてくれる作品を見つけて下さいね。
前のスレッド :B級映画スター列伝... || 次のスレッド :不定期連載!極上のB級映画パラダ...
