特徴を見極めて使い分けたいウェブサイト
をご覧いただいている皆様なら、ウェブサイトからの情報収集は重要手段のひとつでしょう。ただし、サイトによって内容や更新頻度に特性があることは言わずもがなのこと。ひとつのサイトに頼らず、特徴を見極めて使い分けることで、より効率的に、必要な情報を豊富に手に入れることができるはずです。【おすすめのサイト】TOKYO ART BEAT(TAB),KANSAI ART BEAT(KAB)…首都圏、関西圏のアートスペースとそこで行なわれているイベントを網羅的に紹介。エリアやジャンル、終了までの残り日数、人気の高さなど、様々な方法で検索をすることができます。行きたい展覧会が決まっている場合、その近所で行なわれているイベントを探す、などといった使い方ができます。
REALTOKYO,REALKYOTO…アートに限らず、デザイン、ステージ、シネマなど首都圏、関西圏のカルチャー全般のニュースを紹介。アートに関して言うとTAB、KABほど網羅的ではありませんが、連日アップされるイベントピックアップはかなり参考になります。
ARTiT…雑誌「ARTiT」のオンライン版。過去に雑誌に収録されたアーティストインタビューや展覧会レビューのほか、オンラインの強みを生かした速報性のあるレビュー、アートシーンのレポート、注目の展覧会情報を提供。範囲も日本だけでなくアジア、欧米までカバーしています。
artscape…大日本印刷株式会社の運営によるアート総合ポータルサイト。美術館を中心に全国の主要な展覧会情報を網羅するほか、アートシーンに関する読み応えのあるレポートを掲載。リンク集や用語集などのデータベースも充実しています。
チェックしておきたい定番雑誌
充実した特集など質の高い情報を手に入れたり、内容をじっくりと読みたいときには紙媒体。作品の写真は印刷だとやはりひと味違います。内容はもちろんのこと、サイズやデザインも様々なので、ぜひ一度書店で読みくらべをしてみることをおすすめします。特集によって毎回異なる雑誌を手に入れるもよし、特定の雑誌を定期購読するもよし。【おすすめの雑誌】美術手帖…日本の現代美術シーンをタイムリーに扱っている定番雑誌。創刊60周年を機に装い、この4月に内容ともに刷新。プレビュー情報はブック・イン・ブック形式で持ち歩けるようになりました。
ARTiT…日英バイリンガルで日本およびアジアを中心としたアート情報を扱っている季刊誌。国際的な視点が特徴です。ウェブサイトでも連動してコンテンツを発信しています。
美術の窓…日本美術から最新の現代美術シーンまで、広く扱っている月刊誌。コレクター向けの別冊「アートコレクター」(季刊誌)も読み応えがあります。
月刊ギャラリー…全国約200の美術館、約120のデパート画廊、約800画廊の展覧会スケジュールを掲載している月刊誌。地域ごとに分かれた画廊マップも見やすく利用しやすい。
アーティクル…首都圏を中心に配布されているアート情報に特化したフリーマガジン。コンパクトながら多くの展覧会情報を掲載している。ウェブサイトとも連動。
手軽に高密度の情報を取得可能なリッチメディア
ウェブサイトは手軽だけど物足りず、紙媒体は入手が面倒だし活字も苦手という方もいるかもしれません。ポッドキャストやストリーミングなど、インターネット上でリッチメディアのコンテンツを利用してみてはいかがでしょうか。音声や映像で得られる情報は密度も濃く、文字や写真のみで構成される旧来のウェブサイトや雑誌とはまたひと味違った視点を提供してくれるものです。【おすすめのサイト】文化支援物語…ラジオNIKKEIにて毎週火曜日放送されているアート番組。ストリーミングでも視聴することができる。アーティストや美術館学芸員、美術評論家、企業の社会貢献・CSR担当者などをゲストに招き、アートに関する様々な話を聞いている。
森美術館の音声/動画コンテンツ…森美術館で開催されている展覧会やプログラムに関連するコンテンツをポッドキャスティングで配信している。
ARCAudio!!…関西の芸術活動の情報センター「築港ARC」が配信するポッドキャスト番組。大阪を中心とした関西の濃密なアート情報を入手できます。
アートスペースのチラシコーナーも情報の宝庫
最後にあえてご紹介するのは、昔ながらのチラシ集め。訪れた美術館、ギャラリーにもしチラシコーナーがあったら、ぜひ一度どのようなものが置いてあるのかゆっくりとチェックしてみてください。同じ場所で開催される次の展覧会のチラシ、違う場所でも、見たばかりの展覧会と関係あるイベントのチラシ、フリーペーパー、ガイドマップなどなど。無料にして実に様々な情報が集まってきています。ウェブや雑誌ではなかなか拾えない情報を見かけることもあります。自分のアンテナに引っかかるチラシが多く置いてあるスペースには、定期的に足を運ぶことをおすすめします。ギャラリーなどでは、芳名帳や申込書に住所を記入しておくとDMを郵送してくれることが多いので、気に入った展覧会があれば名前を残すように心がけるとよいでしょう。展覧会のチラシやDMはデザインも美しく、持っているだけでもいい気分になります。【おすすめのチラシコーナーのあるアートスペース】東京都現代美術館…東京都内で開催されるものをはじめとして、全国から展覧会やイベントのチラシが集まってきています。
INAXギャラリー…ギャラリーの中では比較的多数のチラシを設置しています。休憩コーナーでもあり、椅子に座ってじっくりと選ぶことができます。
UPLINK…ギャラリー展示だけでなく、音楽ライブや映画の上映など多様なイベントを行なうスペースでもあることから、チラシも多種多様。ものすごい量が並んでいます。
BankART1929…横浜では随一の数のチラシが並ぶアートスペース。会員登録をしておくと、館主催事業のチラシを郵送してくれます。
いかがでしたでしょうか。他にもテレビやラジオ、口コミ、ブログなど、様々な方法で情報を手に入れることができるようになってきました。アート・美術展サイトでも「おすすめ」はしていきますが、積極的に探してみることで、また新しい情報に出会えるものです。それぞれのライフスタイルに合わせてぜひ試してみてください。「アート・美術展」では、今後も様々なアート情報をお伝えしていきます。お楽しみに!
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