
ブリトニー・スピアーズがゲスト出演したエピソードが最高視聴率をマークした『How I Met Your Mother』
今年3月、ブリトニー・スピアーズが人気コメディ『How I Met Your Mother』(米CBS:2005年~)にゲスト出演し、大きな話題をよびました。大物スターがTVドラマやコメディに出演することは珍しくなく、得にスイープスとよばれる週(その週の視聴率によりコマーシャル料金のレートが決定される)では、各局高視聴率を得るため「あっ」と驚くようなゲストを登場させます。前出のブリトニーも5月のスイープスに放送される予定のエピソードに再出演することが決定しています。また、エミー賞にはゲスト俳優・女優賞部門ががもうけられており、テレビの仕事は請けないという銀幕スターたちにとってもエミー賞を獲得できるチャンスとなっているのです。今回は、人気コメディに出演した大物ゲストの中から、得に話題となったスターたちをご紹介いたします。<INDEX>
♦マーティン・シーンとジョン・クリーズ・・・P.2
♦シンディ・ローパーと『フレンズ』の名ゲストたち・・・P.3

大統領役で御馴染みのマーティン・シーンが「てやんでぇ」オヤジとして『TVキャスター・マーフィー・ブラウン』に出演
『ザ・ホワイトハウス』のマーティン・シーン
『ザ・ホワイトハウス』(米NBC:1999年~2006年)のジェド・バートレット大統領で御馴染みのマーティン・シーンが、ワーキングウーマンが主人公のメガ・コメディ『TVキャスター・マーフィー・ブラウン』(米CBS:1988年~1998年)にゲスト出演したのは1993年9月(シーズン6 第2話「Angst for the Memories」)のことでした。マーティンが演じたのは、60年代文学界のアイドルとして自由を平和を詠ってきた作家のニック・ブローディ役。人気報道番組F.Y.I.のリポーターとして活躍する勝気でエネルギッシュなジャーナリスト、マーフィー・ブラウン(キャンディス・バーゲン)が、自信を持って企画した「The 60's」に招かれた大物ゲストとして登場する役です。熱いインタビューになると思いきや、ニックは「てやんでぇ」調で、60年代に執筆したものは「中味のない作品ばかりだった」「若気の至りだった」と語り、必死にフォローしようとするマーフィーの気持ちを無視して、ホワイトハウスやレーガン元大統領の悪口を連発。政治家を散々こけにし、「古き良き60年代を振り返る」という趣旨の特番をめちゃくちゃにしてしまう、という自由気ままな「ある意味本物のヒッピー」的な役を演じ、大絶賛されたのでした。当時、人気絶好調だった『TVキャスター・マーフィー・ブラウン』のレギュラー陣に囲まれても、マーティンの存在感は圧倒的でした。この役でマーティンは1994年度エミー賞コメディ部門ゲスト男優賞を受賞しています。
英国コメディ界の巨匠ジョン・クリーズ
『空飛ぶモンティ・パイソン』ジョン・クリーズ
英国コメディの全てを変えたと称される『空飛ぶモンティ・パイソン』(英BBC:1969年~1974年)の代表的存在であったジョン・クリーズが、80年代アメリカで爆発的人気を誇ったシットコム『Cheers』(米NBC:1982年~1993年)にゲスト出演したのは1987年3月(シーズン5 第21話「Simon Says」)のこと。ケルシー・グラマー演じる精神科医フレイジャー・クレインのローズ奨学生時代の旧友で、世界的に有名なマリッジ・カウンセラーDr.サイモン・フィンチ・ロイスという役で登場し、現在『ダメージ』でアーサー・フロビシャーを演じているテッド・ダンソン演じるサムと結婚を控えたダイアン(シェリー・ロング)の結婚が上手くいくかどうかを繰り返しカウンセリングするはめになる、という「ありがち」なストーリー展開でしたが、ジョンの「典型的イギリス紳士な態度を崩さずピンポイントで毒を吐く」シニカルな演技が大絶賛されたのです。また、サムとの絶妙な絡みも高く評価され、ジョンはこの役で1987年のエミー賞コメディ部門ゲスト男優賞を見事受賞。ケルシー・グラマーは、スピンオフ『そりゃないぜ!?フレイジャー』(米NBC:1993年~2004年)と合わせて22年もの間、精神科医フレイジャー・クレインを演じ続けるなど、『Cheers』は数々の伝説を残した名作として語り継がれています。次は歌手のシンディ・ローパーと『フレンズ』の名ゲストたちです!次ページへ>>
あまりにも当り役でレギュラーになるかとも当時は噂されたシンディ・ローパー
歌手シンディ・ローパー
80年代を代表するアーティスト、シンディ・ローパーが『あなたにムチュー』(米NBC:1992年~1999年)にゲスト出演したのは1993年(シーズン2 第9話「アイラに奥さん!?」)のことでした。主人公ポール(ポール・ライザー)のいとこアイラ(ジョン・パンクロー)の音信不通だった妻で高級カジノ・ホテル支配人マリアン・ルガッソーという役を演じたシンディは、オスカー女優であるヘレン・ハント(ジェイミー役)に劣らず、キャラクターにぴったりはまった演技を披露。デビュー当時から何かと比較されていたマドンナと「女優」という点では大きな差をつけたとまで言われるようになり、その後数回にわたり『あなたにムチュー』にゲスト出演。1995年エミー賞コメディ部門主演女優賞を受賞しています。
多くの大物スターがゲスト出演したがった『フレンズ』
『フレンズ』にゲスト出演したスターたち
日本でもファンの多い『フレンズ』(米NBC:1994年~2004年)にも、ブラッド・ピット(シーズン8 第9話「ブラピのヘイト・クラブ」)やジュリア・ロバーツ(シーズン2 第13話「プリティ・ウーマン登場!」)など数多くの大物スターがゲスト出演しています。ほぼ毎年エミー賞コメディ部門のゲスト男優/女優賞にノミネートされ、「次は誰がゲスト出演するのか」が注目されてきましたが、中でもレイチェル(ジェニファー・アニストン)の恋人で、ロス(デヴィッド・シュワイマー)の彼女の父親、ポール・スティーブン役を演じたブルース・ウィルス(シーズン6 第21話~23話)、レイチェルの我侭な妹エミー役を演じたクリスティーナ・アップルゲートの底抜けにコミカルな演技は見事で、それぞれ2000年、2003年度のエミー賞コメディ部門ゲスト男優賞・女優賞を受賞しました。また、この番組に限っては、スターたちの方から「ぜひ出演してみたい」と希望するケースが多く、ストーリーには絡まず、驚く程ちょい役で出演していることもありました。シーズン3第24話「格闘技は男の美学」にゲスト出演してたロビン・ウィリアムズとビリー・クリスタルがそうで、2人は6人の側で妻と寝取ったと喧嘩を始める外国人(ロビン)と友人のアメリカ人(ビリー)をチラッと演じています。他にも、『Hey!レイモンド』(米CBS:1996年~2005年)のピーター・ボイルが1995年に『X-ファイル』(米FOX:1993年~2002年)(シーズン3 第4話)にゲスト出演したり、『トレイシー・ウルマンショー』(米FOX:1987年~1990年)で一世を風靡したトレイシー・ウルマンが『アリーMyラブ』(米FOX:1997年~2002年)(シーズン1~シーズン3のうちの5話に出演)に黒ブチ眼鏡の厳しいセラピストとして登場したりと、TVドラマファンを喜ばせたゲストスターたちはまだまだ多く存在します。果たしてブリトニー・スピアーズは今年のエミー賞コメディ部門ゲスト女優賞にノミネートされるのでしょうか?要注目です!前のスレッド :ミュージカル『ルドルフ』、5月6日... || 次のスレッド :男の子育て☆パワフルな親になるた...
