『フライトプラン』を観ました
高度1万メートルでの密室、幼い娘が跡形もなく消えた…。最新鋭の旅客機は史上最悪の戦場に変わる―!
『フライトプラン』(2005)[FLIGHTPLAN]
お久のジョディ姉さん(ジョディ・フォスターのこと)。日本ではで流暢なフランス語を話して、(がふざけて)別人だとマスコミに言ったら、信じられちゃった!って以来の映画ですね。主演作でいったら3年ぶり。それにSFらしいってことで『コンタクト』(1997)風な感じを想像しつつ鑑賞―ドイツの俊英監督のハリウッド・デビュー作になるわけですが、ジワジワとした緊迫感満載です。
<<航空機設計士のカイル・シェリン(ジョディ・フォスター)はメカニカル・エンジニアの夫デビッドと娘のジュリアと共に幸せにベルリンで暮らしていたが、突然の夫の転落死によって生活が一変。仕事を辞め、故郷に帰るためニューヨーク行きの新型エア・ジェットに娘のジュリアとデビッドの棺と共に搭乗した。同機はカイル自身がシステムの設計に携わっていた―メインデッキは370席、アッパーデッキは210席という広大な機内を誇る世界最大の航空機。離陸後ウトウトし約2時間後に目を覚ますと娘のジュリアの姿が忽然と消えている。機内を探すが…6歳の少女が高度1万メートルの上空で忽然と姿を消してしまった。姿を見かけた者はいない上に、ジュリアは乗客名簿に載っておらず、搭乗した記録すらないということに。なぜ?>>
―すべてはカイルの狂言なのか?なにかの陰謀か?真実が明らかになる時、史上最大の旅客機は史上最悪の戦場となる―というので<フライト>自体が何かの<プラン>なのか。はたまた精神分裂的なものなのか。まあどちらかであろうと予測。轟音ではじまるオープニング。地下鉄にポツンとカイルの姿がある。だが他の乗客の姿はない―これ自体が現実のようで空想のように見せる―霊安室の遺体は夫だとチラリと見せるが、場面がかわるとカイルに「ハニー」と呼びかけ二人は手をつないで地下鉄に乗る。自宅まで仲良く帰宅「少し中庭で話をしましょう」に同意もする。この流れで娘のジュリアも登場する。翌朝、出発時に「家から出たくない」(霊だから?境界線があるとか!? 退職したはずの会社[ELGIW??]のIDプレートがバッグについている)、と穿って見えるのだ。一緒になって疑い(セラピストはグルだとか、機長も含めて誘拐グループ?、アラブ人怪しいぞ!?など)、戸惑い、怒り、閉塞空間での集団心理。つまり観客側の心理をよく考えてつくられていると思いました。
さすが(私生活とダブるママッぷり)のジョディ・フォスターで、対峙するショーン・ビーンも堂々としてすばらしく。ピーター・サースガードのネットリお目目に…そうそう同氏が演じたのは(9.11以降)新たなお仕事―エアーマーシャルといってフライトの安全を優先させるお仕事。緊急事態は本作のように活躍(裁量・権限は機長の方が上)。ところで同職のシフトってどうなっているのでしょう?フライトアテンダント同様なのでしょうか。それに給料は?通常は何事もないだろうから、ただただおとなしく搭乗(するだけでも疲れる。どうやら搭乗はエコノミーだし、とか考えるとハードワーカーっぽく思えました。
母の愛情のすごさをしっかりと見せられたけど、同機に搭乗しちゃった無関係な人々は<最悪>な恐怖体験をさせられて気の毒。映画は、現実とは別の世界を体感させてくれる役割ですからね。ただ同じ事は起きて欲しくないなと心底、思うはず。[2005/11/10]
『フライトプラン』
[FLIGHTPLAN] 1/21先行上映あり
2006年1月28日[土]~丸の内ピカデリー1他にて全国ロードショー
プロデューサー :ブライアン・グレイザー 監督:ロベルト・シュベェンケ
出演:ジョディ・フォスター、ショーン・ビーン、ピーター・サースガード ほか 字幕:戸田奈津子
2005年/アメリカ/1時間38分/ブエナビスタ・インターナショナル(ジャパン)配給
公式サイト:http://www.movies.co.jp/flight-p/index.html
『フライトプラン』ジョディ・フォスター来日会見up!
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