世界最小サイコロに物申す!
いや、けっして疑うわけではないんですが、以前このサイトでご紹介した入曽精密製の0.3mm角の世界最小サイコロ。このサイコロが想像を絶するほど微小なのは純然たる事実です。なにせ己の両眼にしっかと焼き付けてきましたから。
アクリルケース中央に、つめ先大の四角い空間があります。世界最小サイコロはこの中にあります。いまからズームしますよ!今や取材や問い合わせで引っ張りだこの世界最小サイコロ。しかしあまりに微小すぎて、何度も紛失の憂き目に!
現在は、特注のアクリルケースに収納されています。中央に四角い空間があるでしょ? いいですか今からズームしますからよく見てくださいね

画像の汚れではありません!正真正銘これが世界最小サイコロなんです!上記の画像の空間部分をズームアップした画像です。よおっく見てください、この黒点が世界最小サイコロなんですよお客さん! どうですか、存在は確認できますか?この画像からではサイコロの目はさすがに判別は不可能ですが・・・
しかし、しかしですよみなさん! そのサイズが本当に0.3mmかどうかと聞かれれば、双六屋には実証のしようがありません。なにせサイコロを計測する手立てがないのですから・・・
と、思っていたら存在していたんですよいたんですよ『ミクロン100』という定規が!!!
100ミクロン刻みの目盛を持つ定規
この定規ってのが尋常ではないスペック。オールチタンの削り出しで、その名の通り、100ミクロン(0.1mm)刻みという超微細目盛付きなのです!
世の中にこんな定規があったとは。しかしそこに刻まれているロゴは「iriso」と読めるが、もしや!うっひゃー、これさえあれば世界最小サイコロの計測だって可能じゃん。 え? そんなトンデモない定規をどこが出したかですって! 決まってるじゃないですか、こんな超絶の微細加工ができるメーカーなんて例の会社をおいて他にありません!
というわけで、世界最速サイコロ、世界最小サイコロに続き三度、入曽精密さんにお邪魔してきました。
まずは市販の一般的な定規との比較から→
100ミクロン定規 VS 100円定規
ミクロン100の全長は10cmほど。チタン製のために小柄ながらずっしりした重量感です。目盛すべてが、100ミクロン刻みというわけでなく、左端の1mm部分のみが、そのように加工されています。あたりまえのことですが、目盛の線の幅は100ミクロンよりさらに細くなければ、目盛同士が重なって潰れてしまいます。目盛の線の幅にいたっては、さらに一桁減ってわずか60ミクロンです!(0.06mmですよ念のため)
前回と同様にデジタル顕微鏡の力を借りずして、取材は成り立たないというミクロの世界のお話です。
さて、この日、双六屋は近所のコンビニで購入した100円の定規(プラスティック製)を持参していきました。まずは小手調べにこいつをぶつけてみましょう。

ミクロン100(画面上部)と100円定規(画面下部)を向かい合わせにして並べてみる。う~ん。まだよくわからないのでさらにズームアップ。さらに倍率ドン!

だああ、1mmがきっちり10等分になってますがなっ!
念のために、こちらも持参した0.5mmのシャーペンの芯の直径も測ってみました。ドキドキ・・・

だああっ!!! き、きっかり0.5mmだ。シャー芯くらい楽勝で計測できてしまいます。すごい、すごすぎる定規だ。いや、そもそも、世界最速サイコロと世界最小サイコロを製作している会社ですから、この程度で感心していたらむしろ失礼にあたります。
しかし、精度が高いのは当たり前だとわかっていても、実際にこのような画像を目にすると、やっぱり・・・驚いてしまいます。
このミクロの世界では、100円定規の目盛の線は、よれよれと波打っていることが確認できると思います。それに比べ、ミクロン100の目盛の線はぴっちり一直線!! このこと一つとっても微細加工技術のなんたる高さよ!
ゴクリ、ではいよいよ、世界最小サイコロを測定してみましょう。→
いよいよ世界最小サイコロの測定に!
論より証拠。百聞は一見にしかず。さあこれがミクロン100で測った世界最小サイコロだっ!
うおおおっ!!! 世界最小サイコロはやっぱり0.3mmだった(←だからあたりまえだって) くどいようですが、画像で見るスケール感がつかみにくいとは思いますが、1目盛の幅は100ミクロンですよ!
0.3mmのサイコロを測れる定規がすごいのか、ぴったり0.3mmのサイズだったサイコロがすごいのか・・・ いや、両方ともすごいってことなんですけど。
さらに、入曽精密さんからお借りした電子顕微鏡画像も大公開!

ずん!

ずずん!!

どか~ん!!!
1mmの狂いもなく、じゃなかった、もとい、0.1mmの狂いもなくびったりきっかり0.3mmです!
さて、ココで疑問に思う方がいるかもしれません。「技術者や研究者ならいざ知らず、日常生活においてそんな微小な目盛で一体何を測るのか」と・・・
違う、それは違います。今までこのような微小目盛の定規がなかったから、微小なものを測ろうとは思いも付かなかったわけで、新たな道具を手にしたことで、人間が、それを使って未知の世界を開拓すべきなのです。
とすれば、ミクロン100の使用方法は無限大。これは対象物でなく、あなたの想像力を推し量る定規なのです!
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